天気があまりにも良いのに誘われて、蓼科山へ登ってきました。
この山の形態からみて、おそらく地下で固まった溶岩ドームが隆起してできたトロイデ火山と思われますが、
その山への登山がどんなことになるのか深く考えもしないで歩き始めました。
最初はきれいなブナの林の道で、周りに誰も居ないので思わず大声で歌を歌いながら歩きました。
それが、タイトルの「琵琶湖周航の歌」????でした。
山へ来て、琵琶湖の歌はないだろう!!と思われるかもしれませんが、この歌の作詞者小口太郎は長野県の出身で、諏訪湖畔にその碑が建っているのです!!!
碑の傍にあるボタンを押すと、「諏訪湖」の湖面に「琵琶湖」周航の歌が響き渡ります。
このアンバランスが脳みそにこびり付いていて、思わずこの歌が口から出てしまったのではないでしょうか?
これにはクマも驚いて逃げていってしまったのではないかと思います!!!
おかげで、獣の臭いはするのですが、鳥以外の動物に遭遇することはありませんでした。
さて程なく、気持ちの良いブナの林も急な直登の荒れた道に変わってしまいました。
息も絶え絶えになって、やっとのこと辿りついた頂上への最後のアタック!!!
何とそこには、自然が作った最悪の登山コース、悪魔の溶岩ドームが待っていたのです。
石の上を這いずり、のたうちながらやっと登りきったときには、もう我が生命のエネルギーは枯渇寸前となっていました。
前回のブログで、山へ登ると「認知症?」が改善するようだと書きましたが、このときはもう頭の中は真っ白・・・
まるで尾崎紀世彦が歌ってヒットした「また逢う日まで」の歌詞、
「あなたはどこにいて、 何をしているの?」
状態でした。
そこで、格言を一つ
「過ぎたるは及ばざるがごとし。」
みなさん、ほどほどに体を使いましょう。
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