胸式呼吸

中学生でクラリネットをはじめてからというもの"腹式呼吸"を徹底的に叩き込まれ、その後声楽に転科してからも呼吸はとにかく"腹式呼吸"を言われ続けて参りました。
改めて発声を学び直すと"腹式呼吸"を意識しすぎるよりもむしろ胸郭を開く事を教わり、医学や育児の常識が時代ごとに変わっていくように発声もそうなんだなーと感心しております。

そんなわけで、わたしの中で"胸式呼吸"とは眼中にない存在で、わざわざ意識して使わないようにしておりました。
しかしここ最近呼吸を学んでみると、いかに胸式呼吸がトレーニングに優れているかということを知ったわけです。

ピラティスでは胸式呼吸を用います。
ピラティスの原点はリハビリ。骨格矯正、深層筋強化で強い体幹、強い体を作って行きます。その際に胸式呼吸がかかせないわけです。
意識的にお腹を凹ませたままで胸に息を入れてみると、腹横筋、腹斜筋、腹直筋をバランスよく使えている気がするのです
更に意識を背中やわき腹に移し吸気をしてみると肋骨がたっぷり広がる感覚を味わえます。
お～
素晴らしい！胸式呼吸

今まで必要ないと使わずにおりましたが、この世に存在する限り必要のないものはありませんねー。

そんなわけで、最近4kmほど先まで自転車で通っておりますが、今日は胸式呼吸で挑んでみました。
ききます！ききます！笑
いつもより代謝が上がりたくさん汗をかきました。

もちろん歌う時には用いませんが、発声トレーニングには効果的です