湯船につかり外から聞こえる雨音に聞き入る。
竹の管楽器を叩くように、リズミカルに雨の音が聞こえる。
ときどき車が通り過ぎる音や、お隣のの咳の声や、ワイランドの湯沸かしの音など生活音も聞こえるが、ゆっくりと聞き入る時間がとてもいい。
母のところに出かけた。
お風呂も入り夕食も済ませた母は、今日はじっと目をつむり問いかけにもあまり反応しなかった。
手や背中をさすると、骨を感じるほどここのところ痩せてきている。
「がんばってね、またくるよ。」と声をかけても目をとじたまま。
明日は元気におやつを食べてくれるかな。
昨年開催されなかった全国道院長研修会。
いつもの仲間と出かけるが、今年は一人少なくなった。
朝合流すると、「今からK先生に電話して、すぐに来るように」とみんなが彼の居ないことを残念がる。
鳴門のカルフォルニアテーブル。
眺望の良い洒落たレストラン。スタッフの対応もとても感じ良く素敵なランチを楽しむことができた。
同行した愚息には少し量が少なく、満足できなかったかもしれない。
この後琴平町に入り常宿に荷物を置いて、金毘羅参道の「こんぴらうどん」に出かける。
数年ぶりのしょうゆうどんを頂き、土産を購入。いつも笑顔で迎えてくれるママはいなかったが、従業員の娘は「お久しぶりです。覚えていますよ。ママに伝えておきますね。」と見送ってくれた。
例年四国入りした初日は、必ず一鶴の鶏をを食べる。ここでもK先生がいないことが話題になる。
永年一緒にいた仲間がここににないことの寂しさを、皆が残念がる。
明日は普段起きたことのない早朝から山に出かけて、一日19時までの研修会。
大切な仲間を沢山なくすことになった組織機構何とかの集結を迎えた最初の研修会。気が重い。