ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

あれから11ヶ月

2012-02-11 23:59:58 | 【災害情報】

今日で東日本大震災から11ヶ月が経ちました。



つい先日も新潟の佐渡でも大きな地震があり、今は大雪もあってとても心配です。

どうかこれ以上被害が広がらないことを祈ります。




いつも周りを明るい笑顔にしてくれる新潟の小千谷の素敵なかたから、
昨日は3メートルを超える大雪の貴重なお写真とご連絡をいただきました。



 


↑一晩で車の上にこんなに積もっていたそうです



昨日は『NEWS23クロス』の取材にも協力されたそうで、


番組内で放送されていました



中でも特に印象的だったのが、福島の南相馬市から小千谷に避難して来られ


慣れない雪かきをされていた川畑さんと、平間さんの笑顔。



「ここは放射能無いですから。白い雪ですから綺麗なもんですよ。


これを越えると あったかい春が来るんだということで それに期待しましょう」



「人生の中で色々あるので楽しんで生活していきたい」



二人ともやわらかな笑顔で前向きに話しておられました。



災害だけでなく、原発の影響でやむをえず故郷を離れ、さらに大雪で大変でしょうに


今を懸命に、光を見つけて生きる姿が、私にはとてもまぶしく輝いて見えました。



私は阪神淡路大震災の後、4月からは父の社宅のある大阪の大東市へ避難し、転校もしましたが、

災害のショックと、大好きな故郷と大切な人たちを離れて辛い時に触れたみんなのやさしさは今でも忘れられず、

大東市も自分の中で第二の故郷と感じる大切な場所になりました。

友達もでき、あの時から、出会いはきっと偶然ではなく必然だと感じるようになりました。




川畑さんたちは去年の3月、行き先も分からない避難バスに乗り込み、


たまたま到着したのが新潟の小千谷だったようです。



私も以前、新潟の被災地に演奏に行かせていただいた時に 


小千谷の方々のあったか~い心に触れて


優しく大きなエネルギーをたくさんいただきました。

きっと避難して来られた方々もそんな小千谷の方々の包み込むような優しさ心にも触れて、少しずつ素敵な笑顔を取り戻せたのではと思います。


いつも小千谷の方は
雪があるから雪解けのおいしい水で おいしいコシヒカリができるんだよ。
と自然に感謝し雪と共存して、毎日を楽しんで過ごされていて素晴らしいと思います。





私も見習ってどんな時も光を見つけて楽しみながら生きていきたいです。


昨日もNEWS23のエンディングで私の好きなB'zの歌が流れました。

昨日のニュースでは、私がB'zの歌の中でも特に好きな『光芒』を思い出しました。


"光を求め歩き続ける
君の情熱がいつの日か

誰かにとっての
光となるでしょう

誰かにとっての
兆しとなるでしょう"



これからも一人一人がそれぞれに光をみつけて
素敵な笑顔が輝きますように。

一夜明けて…

2011-07-30 08:16:03 | 【災害情報】
新潟や福島で大変な豪雨ですごい被害ですね。。

新潟には、中越地震のあった地域へ慰問コンサートにいったことがあり、

ちょうど先日も、NHKの『鶴瓶の家族に乾杯』で、新潟の小千谷が特集されていて、
小千谷の美しい風景や特産物、また、東日本大震災で原発の影響で避難されてきた福島の南相馬のかたを受け入れてお世話されている様子が写っていました。

番組では、過去に被災された方々だからこそ言えるような小千谷のかたのあたたかい言葉にすごく感動して、

またあったかい人がたくさんの新潟にいつかまた行きたいなあと思って懐かしんでいたところだったので 皆さんの笑顔を思い出し、今回の被害がとても心配です。

皆さんがそれぞれに助け合い、自然に人を思いやって生きているようなそんなあたたかい印象を受ける素敵な場所でした。

今回の豪雨では川や田んぼを見に行って行方不明になられたかたもおられるようです。

優しい気持ちがあるからこそ周囲が気になり避難所の様子やみんなの安否を確かめたかったり、いろいろ心配なこともあるでしょうが、

命あればこそ後々でも人を助けることや力になることができると思うので、
今、安全な場所におられるかたは、できる限り動かずに 自分の命を守ることを一番に気をつけてくださいね。


今年はあちこちでいろいろな災害が起こっていて二次災害も心配です。

どうかこれ以上被害が広がりませんように…。

想い出の和歌山にも・・・&ブログ開設2周年

2011-07-06 10:19:23 | 【災害情報】

昨日は関西や四国でも大きな地震がありましたが

みなさん大丈夫でしたか?

 

主人の実家は和歌山で 震度5の地域だったので急いで連絡すると

電話がなかなか繋がらずとても心配でしたが

後にメールで無事がわかりほっとしました。

 

和歌山というと 以前、NHKで紹介されたニュースを見た先生が龍神の咲楽小学校に呼んでくださって

全校生徒へ向けての講演コンサートをさせていただいたり、

昨年は、有田川町立 藤並小学校で卒業生に向けて講演コンサートとして呼んでくださったり、

かわいい笑顔が想い出深いとてもお世話になった場所です。

 

今朝のニュースで昨日の地震時、体育館のガラスが割れて怪我人が出た等いろんな状態が映っていて

心配になり 学校にお電話すると 皆さん和歌山ならではのとてもあったかい話し方でとても明るく、

久々に話せたことを喜んでくださり、被害のほうも大丈夫だったようでほっとしました。

 

まだまだ大きな余震も心配されているので、万が一、停電した時、

津波情報など一刻をあらそう大切な情報を得られないと大変なので

電池で動く携帯ラジオや懐中電灯など、今一度防災グッズの電池等も確認して

しっかりと正しい情報を得られるように気を付けてくださいね。

また、携帯の充電がなくなった時のためにも 大切な人の連絡先を

普段から紙に控えて持っておくことも大切だと思います。

 

バタバタしていてすっかり忘れていましたが、このブログを初めてもう2年が過ぎていることに最近気付きました。

素敵なフラメンコギタリストの青木敏郎先生にブログを勧めていただいて一から教えていただき、

初めてのブログの世界にドキドキでしたが、おかげでたくさんの素敵な人たちと出会い、

こんなにも不定期なつたないブログでも見て下さっている方がいて 感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございます。

 

そして2年経った今は また新たな世界を前にドキドキしています。

私は もうかなり大きなお腹になり、歩くたびにふぅふぅ息切れするほどになりました。

自分の身体も今までとは違い、どんどん変わっていきますが 

赤ちゃんが無事に育ってくれていることは本当にありがたく、生きる力をもらっています。

 

初めてのお産を前にいろいろ不安もありますが だからこそ新たに気づくメッセージもたくさんあります。

いつかそんなこともコンサートでも伝えていきたいし、

不安と希望を前にした妊婦さんやママさんたちとエールを送りあえるような 

マタニティコンサートとかもできたらいいのになぁと思います。 

 

暑い日が続いていますが、被災地の方々はきっともっと暑い中、今も避難所で頑張っておられると思うと

私もいつか少しでも力になれるように もっとできることを見つけて頑張らねばと思うし、

産まれてくる赤ちゃんにも いつか大切なことを伝えられるよう、

生かされている『今』にあらためて感謝して 今日も大切に過ごしたいと思います。

皆さんも水分をしっかりとって 体調にはくれぐれも気を付けてくださいね。

 

ひとりひとりの笑顔が輝きますように・・・☆


被災地でピアノを必要とされている方へ

2011-06-19 02:36:13 | 【災害情報】
 

被災地の方々の為に 私にも何かできることはないか考えていると、

 

いつもお世話になっている調律師の塩見さんからご連絡をいただき、

愛媛県の方で、ピアノを譲りたいという方がおられるという貴重な情報をいただきました。

 

もしも今回の災害で、大切なピアノを失い、困っているかたが いらっしゃいましたら

 

ぜひご紹介させていただきたく思います。

 

 

 

私自身も、阪神淡路大震災でピアノを失い、ピアノの音色を聴くだけで涙が溢れ、

 

心の声を失ったような無気力な日々が続きましたが、

 

その後、ピアノを譲っていただけたおかげで、またピアノを弾くことで

 

少しずつ自分の心を取り戻すことができました。

 

今愛媛にあるこの一台のピアノも、誰かの心を癒すきっかけとなるかもしれません。

 

避難所や個人のお宅など場所は問いませんので、お気軽に

 

お問い合わせいただけたらと思います。

 

※形はYAMAHAのアップライト(縦型)です

 

 

お問い合わせは下記のメールにて承ります。

 


 

お名前・年齢・ご住所・連絡先のお電話番号・想い等を送信してください。

 

(ご応募が多い場合は、ご希望に添えない場合もあると思いますがご了承ください)

 

優しい想いの詰まった大切なピアノで 被災された方々の心が少しでも癒されますように・・・☆

 

新潟&福島&愛媛・・・みんなの想いが気仙沼へ!!

2011-05-29 02:03:40 | 【災害情報】

今日は 貴重なお電話をいただきました。

昨日のブログに書いた、山菜を送ってくださった新潟の小千谷の優しいかたからでした。

 

今日は小千谷の塩谷(この地域も過去の大震災で3名が亡くなられた被害の大きかった地域)の方々が、

被災された福島の南相馬の方々を招待して、田植えと山菜採りをされたそうです。

お電話をくださったときは山菜パーティをされていました。

(お写真を送ってくださいました)

 

昨日のブログの最後に書いた【お知らせ】を読んでくださったそうで、早速、明日、

宮城の気仙沼の被災された方々のもとに新鮮なお野菜を送ってくださることになりました!!

福島から避難して来られている南相馬の方々も喜んで協力して 

気仙沼の方々へ寄せ書きをしてくださったそうです。

同じ痛みを知っているからこそ伝えられるメッセージもきっとあるでしょうし、

あたたかい輪がまた広がりそうで優しい想いに感動しました。

 

 

そして、福島の南相馬で被害に遭われた方にお電話を変わってくださいました。

その方は津波の中を車で何とか逃げ切ったものの、

お姉様は未だ行方不明で、甥っ子さんは遺体で見つかったとのこと。

そしてバイクや車が流され、溺れる人々の光景がずっと脳裏に残り、

70日以上経った今でも思い出されるとのことでした。

でも、小千谷に避難して来て皆さんの優しさに触れてかなり力をもらっていると

明るい声で話してくださいました。

私はテレビで見ていただけでも大きな衝撃だったのに、このかたはどれだけ辛かっただろう・・

と思うとあまりのショックで言葉を失い、胸がいっぱいになって涙が溢れそうでしたが、

「こうして話しをきいてもらえて色んなかたと繋がれることもありがたいことなんですよ」と言ってくださり

心の温かさが伝わってきました。

お会いしたことはないけど ひとはみんな繋がっているような気がしました。

ひとりひとりに人生があって、みんな辛いことも乗り越えて一生懸命生きていることが

あらためて伝わってきて もっともっと 今を大切にしようと思いました。

 

 

ちなみに、気仙沼の野菜SOSを知らせてくださった愛媛の松山のボランティアチームの柳原さんは、

数年前、整体でお世話になり、神戸の地震の時にボランティアで多くの方々を助けてくださったことを友人からきいて、

恩返しの気持ちでお渡しした私の曲を聴いてとても気に入ってくださって、

新潟の被災地へ演奏に行く為にコンサートで募金をしていたときにも応援してくださったとてもありがたい方なのです。

 

私がもしもあの時、新潟へ行けていなかったら、小千谷の方とのご縁もなかったでしょうし、

今日のように南相馬の方と話すこともなかったかもしれません。

賛同してあの時、募金してくださったすべての皆さんに改めてお礼を言いたいです。

素敵なご縁をほんとうに本当にありがとうございました。

そしてこのご縁をまたあたたかい輪に繋げていけるよう私もこれから頑張りたいと思います。

きっと全ては繋がっていて、きっと偶然は必然なのだと思います。

 

今日、念のために送り先の確認とご報告のお電話をすると、

「中谷さんもいつか気仙沼にも演奏に行ってあげられたらいいですね」と言ってくださり、

何年かかるか分からないけれど、私も自分にできることでまた自分らしく頑張ろうと思いました。

 

柳原さんは明日で6回目の搬送だそうです(先日NHKのニュースでも紹介されたそうです)。

皆さんひとりひとりが一生懸命に自分のできる限りのことを必死に頑張っておられて本当に尊敬します。

心の復興の為にも長い支援が必要だと思うので、何年経ったとしても

いつかまた被災地へ足を運び、少しでも皆さんのお役にたてるように頑張ろうと思います。

明日は台風も接近して大雨のようなので、愛媛からの道中が心配ですが

どうか無事に搬送されることを祈りながら眠りにつきたいと思います。

 

皆さんからの大きな優しさとおいしい幸せで

気仙沼の方々もあたたかい気持ちに包まれますように☆☆☆

 

 


ありがたきシアワセ&被災地からのSOS

2011-05-27 19:54:13 | 【災害情報】

またしても久々の更新になってしまいました。

 

優しい皆さんのメッセージに勇気や元気をたくさんいただき 

いつもあたたかい気持ちで見守ってくださり本当にありがとうございます。

これからも相変わらずの 不定期なきまぐれブログになると思いますがよろしくお願いします。

 

さて、最近、心を癒す方法は色んな方法があるなぁ・・と改めて感じています。

 

想い出の愛媛の懐かしい風景や美しい自然の写真を友人が送ってくれてすごく癒されたり、

お店のイメージ曲 『 組曲Poco a poco 』 を作らせていただいた松山の素敵なCafe Poco a pocoさんからは

あたたかいお手紙と新作のケーキが届いておいしい幸せに浸ったり、

今まで作りためていた曲やライヴ音源を聴き直したり、懐かしい曲を聴いて音楽から元気をもらったり

たまには手芸で身の周りのものを作って没頭してみたり・・・ 

ゆっくりとマイペースで過ごすことで 心身ともに穏やかな日々を取り戻すことができ、感謝しています。

 

 

そして一昨日、大きな小包が届きました。

 

2年前に新潟の被災地3カ所に慰問コンサートに行かせていただいた時に

 お世話になった新潟の小千谷のあたたかい方からで 昨年に引き続き、今年も送ってくださいました。

 

中をあけると・・

 

 

新潟の深い雪の下で ぐんぐん育って今年も無事に収穫された山菜たち!!

 

山ウド、わらび、あけびの芽、ウルイ、コシアブラ(←すごくおいしいんです!)

大切に紙に包まれた山菜もたくさん入っていて、

今年は本当にいろんなことがあったけど、新潟の山菜は変わりなく元気で貴重な再会に感動しました。

 

送って下さった方は現在 小千谷で、福島の原発の影響で避難されてこられた南相馬の方々をお世話されていて、

実際に一時帰宅の際に皆さんと南相馬にも行かれたり、心のケアなどにも携わったりと大切な任務を果たされています。

移動されてきた避難所で私の曲をBGMとして流してくださったりもしていたそうで、

被災され傷ついた方々の気持ちを一番に考えて その都度きめ細やかな様々な行動をされていて、

人にはそれぞれ与えられたお役目があるんだなぁとつくづく感じます。



大変な中、いろんな想いを抱えて避難して来られた方々ですが、小千谷の方々の優しさに触れて、

 「たくさんある避難所の中でも小千谷に来れて良かった」とおっしゃる方もたくさんおられるそうです。

私も震災後、大阪で一年間お世話になった時にそうでしたが、災害後は色んな想いがある分、

避難したその新しい地域で感じた出来事や想いは一生忘れられない、第二の故郷のような存在になると思います。 

 

最近やっと仮設住宅ができて戻られる方も増えてきたそうですが

いろいろと大変なこともまだまだ多いでしょうに そんな中で私のことまで覚えてくださって、

ブログの更新がないことにも心配されて わざわざ送ってくださって感動しました。

 

小千谷の方の優しい気持ちと、新潟の雪解け水からの自然の恵みと大きなパワーをいっぱい感じ、

早速調理してありがたくいただきました。

 

 

☆山ウドと烏賊のバター醤油炒め

 

 

 

☆あけびの芽(木の芽)とおかかのマヨネーズ醤油和え

 

 

 ☆ウルイと小海老のお吸い物

 

 

 

☆山菜達の天ぷら (おいしすぎて2回も作ってしまいました。)

 

 

いつも支えてくれている妹や母にも少しおすそわけして 大切にありがたくいただきました。

色んな事が起こっている今、新鮮で安全なお野菜をいただけることのありがたさをひしひしと感じます。

 

あたりまえじゃない、すべてに感謝してこれからも自然を大切に

日々感謝して生きて行きたいと思います。

 

今年も小千谷の山菜パワーで これからくる夏を元気に乗り越え、

また私も何らかの形でお役に立てるよう自分にできることを考えていきたいと思いました。

 

小千谷からの前向きなパワーを本当にありがとうございました。

 

 

 

☆お知らせ☆

今、被災地では新鮮な野菜が不足しているそうです。

松山にいた頃に出会ったかたで、阪神淡路大震災の時に神戸にボランティアで支援してくださっていた柳原さんという方がいます。

その方は今、当時一緒にボランティアされた松山ユースホステルの方と一緒に、毎週日曜日に宮城県の気仙沼への支援をされています。

愛媛の松山から兵庫県の淡路島の中継基地に運んで、そこからリレーで気仙沼の現地に運んでおられる為、

生鮮食料品を運ぶことができないので、もしご協力いただけるかたがおられましたら、

現地に直接送ってあげて欲しいとご連絡をいただきました。 

今は宅急便で救援テントに直接届けることができる為、運賃は掛かりますが直接小口の直送でお願いしたいとのことです。

お送り先を添付致します。 

 

■救援物資 (送付先) 

宮城県気仙沼市唐桑町小長根264-2
半蔵レストハウス下の広場 災害救援隊テント
山崎毅史 様
携帯電話 090-2229-5301

(日中は復旧支援活動をしております。電話は午後8時から朝5時までにお願いします) 

 * 発送人のところに 「愛媛県 松山ユースホステルボランティアチーム」と明記しておいてください。 

 
 
 
最近は気温差が激しいので風邪などひかないように、たくさん栄養をとって
 
また、台風も近付いているようですので くれぐれも気を付けて素敵な週末をお過ごしくださいね。
 
皆さんの笑顔が輝きますように・・・☆

やっと・・・

2011-04-29 20:21:40 | 【災害情報】

久々の更新になりました。

あれからまだ大きな余震も続いていて 被災された皆さんの心中を察すると人事には思えず、

胸が痛み、言葉に詰まり、ブログを書けずにいました。

以前、復興コンサートをさせていただいた新潟や、宮崎、また、岩手や東京など

きっと今も大変な状況にあるだろう地域の方々からも

更新がないけど大丈夫ですか?と逆にご連絡をいただいたり、ご心配をおかけしてしまいすみませんでした。

前回の記事から1か月以上も経ってしまいましたが おかげさまでやっと今日PCを開くことができました。

 

以前から東日本の復興の為に何か少しでもお役に立てたら・・と思っていましたが

実はあれからテレビで災害映像を見ていると、多感な時期に遭遇したからなのか阪神淡路大震災がフラッシュバックしてしまい、

あの時、亡くなった友人や、ずっと分身のように私の心を奏でてくれて身代わりのように破片になって助けてくれたピアノのことや

想い出の詰まった家を失って辛かったこと、慣れない地へ引っ越して一年間過ごしたことなど、いろんなことを思い出して、

ピアノにも触れられず、しばらくダウンしていました。

神戸でも、過去の震災で子供を亡くしたことを思い出してご飯も食べられなくなった方々もいらっしゃったり

今回の現地のカメラマンや報道の編集の方々など多くの方々がPTSDに苦しんでいると聞き、

東北や関東で家や仕事や大切な人を失ったり もっともっと自分より苦しんでいる人がたくさんいるのに

こんな状態になってしまった自分のことは申し訳なくて話せずにいました。

 

そんなある日、震災ではない大きな出来事で数年前にPTSDになって

今も治療されている方のことが心配になって、電話すると、逆に

「幸代さん、大丈夫?」

と。

その一言を聞いたとたん、なぜか今まで無意識に心にしまっていた感情と一緒に涙が溢れて止まりませんでした。

ただ泣きじゃくる私を 全て受け入れてただ黙って聞いてくれていました。

「やっぱり大変だったんだね・・・。気持ちが分かる分、よけいつらいよね。苦しいよね・・。」

その方も西日本在住で、今回の災害には遭っていませんが、

3月の災害の後、今まで出来ていたことが急にできなくなり、仕事にも通えなくなったらしいのです。

自分のことだけでも大変だろうに そんな中でも私に優しい言葉をかけて労ってくれました。

 

同じ場所で同じ災害には遭っていなくても 過去に何らかの経験で心の痛みを知っていたり、

今同じような心境にある方に話し、否定されることなくただ聞いてもらえることで こんなにも人の心を救うことができるのかと驚きました。

 

戦争など他の大変な経験をされた方などのお話を聞くと、同じ経験をしていないからこそ、本当に

すさまじい中で生きて来られたことを心から尊敬しますし、

逆に私の体験を聞いて涙を流してくださることもあって、

お互いの状況が違うからこそ親身に、そして客観的にお互いの話を聞けたり、

きっとお互いに自分の時よりきっとこの人が経験したことは もっと大変だったんだろうなと想像し、

さらに相手を思いやって、お互いに励まされることもあるような気がします。

また逆に、阪神淡路大震災の時に神戸で地震を経験しなかった主人のいつもと変わらない態度のおかげで救われたこともありました。

 

もしも皆さんのまわりに今、辛い想いをしている人がいたら、まずは相手の気持ちをそのまま受け入れて 

「ずっと苦しかったんだね。大変だったね。」と同じ目線で感じて言ってあげることや

涙や感情を吐き出させてありのままを見守ってあげることが最初の心のケアとしてとても大切だと思います。

 

電話を切ってから ふと 最近の私は 自分に対して心のケアをできていなかったことに気づきました。

 

しばらくは身体が重くてすぐにはできない状態でしたが

数日後、久々に心のノートをひっぱり出してきて今の想いをそのまま綴ってみたり、

楽器店に置かれている小さなキーボードに 恐る恐る自分からそっと触れてみたりして、

また鍵盤に触れることで少しずつ心を取り戻せてきました。

そして当時励まされた音楽を聞いて思い切り泣いたり弾いたりもして、少しずつ心を正常に戻すことができました。

 

震災で瓦礫になってしまう前に、宝物のピアノで奏でていたテープを基に震災復興の為に作った

『Twinkle memory & Bright future~きらめく想い出・輝く未来~』を弾くには

かなりの時間と勇気がいりましたが

東日本大震災で亡くなられた方々の追悼や福島原発で今も大変な中で働いておられる方々や

取り残されたままの牛さん達のことなど、いろんなことを想いながら

東日本にまた笑顔が戻るよう復興を祈り、少しでも届くように窓を開けて心をこめて弾かせていただきました。

弾いた後は空気が変わったような 自分自身も身体がふわっと軽くなるような不思議な感覚でした。 

 

今まで阪神淡路大震災の経験はもう泣かないで話せるようになっていたし

命や今の大切さや防災をコンサートで伝えて 音楽で心のケアや音楽療法をさせていただいていた自分が

こんな風になるなんて なんてもろくて情けないんだろう・・と思いましたが 

今回の事でまた初心に戻り、心のケアの奥深さや大切さを改めて実感し、

心の復興のスピードは人によってこんなにも違うんだなぁとひしひしと感じました。

 

☆ちなみに阪神淡路大震災の時に、ボランティアや復興に携わっていたかたは、またその時の想いが蘇ったようで

今もまた復興に向けて懸命に活動されていていろんな意味でみんなが当時の想いに戻っているようで

今の私にできないことを必死でしてくださっていて感謝の気持ちでいっぱいになります。

いろんな方がいるからこそとても頼もしくも感じましたし、私も今の経験を活かして

今後、もっと皆さんの役に立てるようになりたいなと思いました。

 

人にはそれぞれ成長のタイミングがあると思います。 

人はきっとみんな強いところも弱いところもあって、弱い自分も知ることで

人の気持ちに寄り添ったり、誰かを心から励ますことができるんだろうな。

今こそ私は いろんな自分を受け入れて成長し、今後の力に変えていく為にも とても大切な時なのかもしれません。

 

 

今回の災害で被災されたかたがたや原発の現場で命をはって頑張っている方々より はるかに恵まれた環境にいる私が 

弱った心を口に出してはいけないとずっと胸にしまってきたことを今回書きましたが、

1か月も更新しなかったのにいつもこのブログを覗いてくださり

応援して下さった優しい皆さんへ感謝の気持ちもこめて、

そして、これからも色んな時を乗り越えていけるように自分へのメッセージもこめて

ありのままの正直な気持ちを書かせていただきました。

長い文章を読んでくださりありがとうございました。 

 

もしも同じように過去のトラウマに苦しんでいる方や、今なにもできない自分に無力を感じたり、辛いかたがたも

今どんな状況にいても与えられた自分の人生を大切に生きているだけで素晴らしいことだと、

自分と向き合い頑張っている自分もたまにはほめてあげてください。 少しでも楽になれば私も嬉しいです。


まだまだ本調子ではありませんが 少しずつでも今を乗り越えて、今まで以上に心身ともにパワーアップして

またいつの日か被災地へ足を運んだり、見知らぬ土地へ避難され寂しい想いのかたがたや、同じように心を傷めて苦しんでおられる方々にも、

ひとときでも心安らぐ音楽をお届けできるように皆さんのお役に立てるよう、私も頑張ろうと思います。

 

昨日で震災から四十九日が経ちました。世界中に大切なメッセージをたくさん残してくださった尊い多くの命を

私たちはいつまでも忘れません。ご冥福を心からお祈り致します。

 

世間はゴールデンィークに突入ですね。今を大切に素敵な毎日をお過ごしくださいね。

皆さんの笑顔が輝く日をこれからも祈っています。


子供たちのチカラ

2011-03-22 18:23:25 | 【災害情報】

今日、避難所の子供たちの素晴らしい姿を見ました。


笑顔で一生懸命に 避難所のお年寄りの方々に救援物資を配ってあげたり、


避難所にいる皆さんの為に、質問箱のようなものを作って、


みなさんの質問に答えるべく(お風呂にはいつから入れますか?とか)


避難所にいる子供たちがテレビや新聞やいろんなところから一生懸命情報を集めてきて 


質問の答えを手書きで書いてボードに貼りだして 皆さんに情報を伝えていました。


被災して同じように家を亡くし、辛い想いをした子供達だけど、


みんなの喜ぶ顔を見て、もっと頑張りたいとボランティアに目覚めたようです。


まだ小学生くらいの子もたくさんいました。


これからの日本を担う小さな子供たちが目を輝かせて、必死に頑張る姿に胸が熱くなりました。


 


そして、寒い中、かろうじて建っている壊れた家の中で、救援物資も届かないままに頑張って生活されている方々は、


「原発の現場で命がけで頑張ってくれている人がいるから贅沢は言えない」


と さらに大変な人のことを思いやって話していました。


原発事故の威力を一番知っている方々が現場へ向かう前、 


大切な家族に連絡して、世界中の安全の為に覚悟して作業されて、


そのおかげで私たちは今、最悪の事態を避けることができています。


命がけで私たちの生活を守ってくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


原発の現場で働くかたに、親戚の子供が、手作りの金メダルをくれたという方もいらっしゃったそうです。


現地で災害に負けず強い心で一生懸命に頑張ってくださっている方々、一人ひとりにエールを送りたいです。


 


そして、新潟の小千谷には先日から、津波で大きな被害のあった福島県の南相馬市から


300人ものかたがたが避難して来られているそうです。


福島ではまだ多くの方々が避難所で暖房もなく、ガソリンも手に入らず、


食料も満足に送られてこない、原発近くでも酪農等で避難できずにおられるかたや、


家族がまだ行方不明のかたもおられて大変ですが、無事に避難して来られた方々は


小千谷の皆さんのあたたかい心に徐々に癒されてきているようです。


私も震災後、一時的に転校して大阪の方々にも一年間お世話になったけど他県のあたたかい方々の心遣いは今でも覚えています。

小千谷でも街頭募金が行われ、小さなお子さんが貯金箱を持ってきてくれたり、持ち合わせがない人が


わざわざ家に帰って持ってきてくれたりと、明らかにみんなの意識が変わってきたようです。


日本人の和の心は本当に素晴らしいと世界中からも絶賛されているようですが


みんながひとつになってここから立ち上がる日本人魂はもっと素晴らしいと私は思います。


戦争の悲惨な時を知っている、何もないところからここまで立ち上がってきた日本だから


できることがあります。


私も阪神淡路大震災でたくさん大切なものを失った後、


みんなの優しさで心を取り戻したあの時を思いだして、


被災地の方々が今何が必要か、どんな対応をしていくべきか


これからもできることを見つけて 一歩ずつでも前に進んでいきたいと思います。


 


明日から甲子園では高校野球もスタートします。


被災地から来られる高校球児たちもみんないろんな想いで参加されると思います。


きっとさらに大きなエネルギーで日本に大きな力をくれるでしょう。
今年も精一杯応援したいと思います。


 


 


心のケアに紙とペンを

2011-03-19 01:43:15 | 【災害情報】
最近ずっと考えていました。

まだ個人的に救援物資も送れないし何ができるだろう…
私と同じように感じている人はたくさんいると思います。


私もこの間、今できる精一杯の気持ちでコンビニで募金をしたものの、
今月は病院にもたくさん行ったし少ししかできず心苦しく思っていたのですが、
そんなとき、テレビから今回の大地震に関して松山千春さんからの言葉が流れてきました。


『知恵がある奴は知恵を出そう
力がある奴は力を出そう
金がある奴は金を出そう
「自分は何にも出せないよ…」て奴は元気を出せ!』


感動しました。


確かに、適材適所があると思います。


しかも今回の災害はあまりに範囲も被害も大きいので、これからかなり長期の支援が必要になるだろうし、
その時々で自分にできる精一杯の支援をさせていただくことで支援もきっと一時的に滞ることなく循環するのではと思います。


そして、あまりに多くの方々が被災されているので、今後、食べ物が無事に行き渡った後、
避難所で自分ならこれが絶対に必要と感じるものもそれぞれでちがってくると思うんです。

だからできる、できないは別として私たち一人一人の性格や、経験をいかした支援や知恵をどんどん提供していくといいのではと思います。


例えば女性からの目線で考えたら、男女のトイレの場所を離してあげることも大切なことだと思うし、
母乳をやれるママさんたちだけの部屋も必要だと思う。


テレビを見てたらみんなが必死で涙をこらえて話してて、自分より辛い人がいるからこんなことくらいって、泣かないように思いをおさえてて

我慢することで乗り越えられることもあるけど、思い切り泣くことも時には大切だから
狭くてもいいから泣くための『心のためのスペース』みたいな場所もあったら少しでも心が楽になるんじゃないか…なんて考えたり。。

私も昔、避難所にいたし、常に周りにたくさんいてプライバシーや一人の時間がなかったから泣きたくても泣けなかったし、(周りに心配かけないように自分をなんとか保とうと生きることに必死でした)

これから救援物資がちゃんと届いたり、被災地から場所を移動したりある程度落ち着いてきたときには、
今よりさらに心のケアが大切だと思います。


今日の避難所では、食べ物もない、風邪をひいて体もつらい、「このまま生きていていいんだろうか…」と希望を失ったかたもうつっていて本当に心配になりました。

昨日のブログに書いた音楽療法以外にも、

避難所で紙とペンを渡してみんなが書きたいときに思いを綴れるようにしてあげてほしいです。(もう実施されてたらいいな)

俳句や詩が得意なおばあちゃんとか今の想いを書き留めたり

絵が上手な人は忘れたくない風景を描くかもしれない。

一人で避難していても、描いてるうちに周りの人が話しかけてくれたり、コミュニケーションをとるきっかけになって毎日の生活にも何か変化があるかもしれない。
(曲が浮かんで海外でメモしていたときも、外人さんが寄ってきて言葉は通じなくても心はつながったり、何かアクションを起こすと周りも変わると思います)

小さい子供をあやすときにもきっと紙やペンがあると一緒にアンパンマンを書いたり、
子供たちには心理状態がわかる色鉛筆とかもいいかもしれない。

折り紙にしたりなにかに集中することもできるし、耳の不自由なかたが質問したり伝えることもできる。

学生さんは避難所で友達に手紙交換してプライベートなことも共有できたり、励ましあったりなにか前に進むきっかけになるような気がします。

私は震災後からいろんな想いを書き出して、『心のノート』と呼んでいますが

辛いときにだけ出してきて思い切り書くことでいつのまにかスッキリするのでオススメです。

手を怪我して書くことさえできずぐちゃぐちゃのページや破ったページもあるけど、同じノートを使い続けることで、こんな辛い時もあきらめずに生きてきたな、あんな大変なことも乗り越えたからまだ頑張ろうって思えて過去の自分に励まされたりしてかけがえのない存在になっています。

こうなりたいという夢を書いたら意識が変わるからか、大きな夢が叶ったこともあるし、
未来の自分に手紙を書いてみてもいいと思います。

紙の上でもいいから、みんなが言いたくても言えない、想いを吐き出せる場所も必要だと私は思うのです。


私はつい、自分が一番辛かった『心』のケアのことばかり気になってしまいますが、
保育士さんやママさんは赤ちゃんや子供たちに必要なものを一番に考えるでしょうし、
介護士さんはお年寄りの皆さんに必要なもの、
障害のあるかたが身近にいるかたは、そういうかたがたが何を必要としているか、
アトピーの人は被災地にいるアトピーのかたでも食べれるものを…

いろんな角度から物事を考えて届けてあげることも大切なことだと思います。


これからも、過去の経験からくる知恵を絞り出して、一人でも多くの皆さんのお役に立てるよう、
希望を持って前向きな発信をしていきたいと思います。

避難所での経験談募集されています~被災地の皆さんに希望が届きますように

2011-03-17 08:25:26 | 【災害情報】

NHK総合テレビでは『あさイチ』という番組が放送されています。(平日朝8:15~9:54放送)



最近は、被災地で役立つ情報などを、視聴者からの質問に答えながらたくさん伝えてくださっています。


 


その『あさイチ』のアナウンサーの西堀裕美さんは、以前関西にいた頃、私の活動や想いをとても丁寧に取材してニュースで紹介してくださり、


メモリアルコンサートにも何度も足を運んでくださったり、感性豊かな方なのですが、



昨夜、その西堀さんからお電話をいただき、避難所で阪神淡路大震災を乗り越えた一人として取材を受けました。


 


今、『あさイチ』では被災された方々に少しでも希望を与えようと、


まだ物資の届かない避難所など、物のない被災地でも役に立つ情報をと探しておられて


「中谷さんが実際、阪神淡路大震災で避難していたとき、どうやって乗り越えたか


サバイバル術のようなことがあったらぜひ教えてください」 とのことでした。


津波まできて余震の続く東北の方々の恐怖と大変さは私たちの被災経験とは比べものにならないと思いますが、
私たちの経験が少しでも役立つならと思い、記憶をたどりました。

倒れた高速の近くに住んでいた我が家も全壊し、なんとか家から脱出してからは避難所の東灘小学校に避難して、被害のひどい地域だったので校内は亡くなった方でいっぱいだったのと3000人も避難されていて中には入れず、


1月の寒い夜も外で、運動場で、段ボールでなんとか寒さをしのいだことや


都会での地震だったから山や木なども遠くて暖をとりたくても燃やせるものがなくなって、家の瓦礫をみんなで持ち寄って燃やしたこと、
大変だったお手洗いやお風呂、下着の話等いろいろ話させていただきました。

必要なもの、なくてもその変わりになるようなもの、気を付けることなど微力ながらも経験者の一人としてお伝えさせていただきました。

そして、私は避難所にいる方々の心のケアが心底気になっていることも伝えました。
(震災や防災を伝えるコンサートをしている私でさえ、今回の災害では映像を見ただけでフラッシュバックして体調を崩したり本当に大変なので、
大人にも子供たちにもに心のケアが必要だと思うのです)

私の時は地震の翌朝、たまたま隣にいたおじさんのラジオから初めてCMかなにかでピアノ曲が流れたんです。

ほんの数秒の音楽でしたが、サイレンや悲鳴や暗いニュースに馴れた耳に、避難所で初めて流れた音楽で一瞬空気が変わり、ハッとして現実に引き戻され、
同時に心を奏でたピアノを失った喪失感も蘇り涙は溢れましたが、それ以上に現実を見なくては、と気づいて前を向いていくしかないと心の方向を変えるきっかけになったんです。

まだまだライフラインも食べる物もない中で、
避難所に音楽を流すことは難しいかもしれませんが、滞った空気をなにかで変えることも大切だと思います。
(音楽は聴いて心を慰めるだけでなく、リズムにあわせて体の末端でもいいからを動かしたり、歌うことも(まだまだ辛いと思いますが…)体の血液を循環してくれて病気を防ぐ効果もあるので、団体で狭い場所で体を動かせないときこそ音楽療法も大切だと思います。)

電池で流れるラジオやデッキで小さくてもいいから音を流したり、

夜、眠れないかたなどにはイヤホンと音楽を貸しだししてあげるとか
(現地にはなかなかないと思うので送ってあげたいです)、
そういった物を届けてあげることでかなり不安や痛みや恐怖も和らぐのではと思うのです。

孤立した、まだ助けにいけていない地域の方々もいらっしゃり、今はとても心の復興の話まで流せない現状かもしれませんが、
現地のかたそれぞれ(助かって何日目なのか、初めての食事から何日目なのか)で、心の状態や必要な情報は様々だと思うので報道の方々も大変だと思います。


いろいろなお話をさせていただいたのでこれから番組でどのことが紹介されるかわかりませんが、少しでも皆さんのお役に立てるといいなと思います。


今被災されているかたの生の声や、過去の災害で避難したとき、どうやっていろんなことを乗り越えられたのか、


希望を持てる情報を今後も伝えようと必死で情報を集めておられます。(昨日もお電話を切った時は0時を回っていました)


電話の最中も関東では余震があったり大変そうでしたが、一人ひとりの為に、寝る間もおしんで一生懸命頑張っておられます。


皆さんもこうやって震災を乗り越えましたという情報があれば ぜひ情報をお伝えください。


避難所ではテレビもないところもたくさんありますが、ついているところではNHKが流れていることが多いと思います。


番組のメールと、FAX(03-3481-0099)で受けつけていますし、


こちらのブログコメントにいただいても構いません。(私から西堀さんにお伝えします)


今回の災害は皆さんもご存じのように本当に想像を絶するもので


まだまだテレビや自衛隊が行くことさえできない孤立されてなんの情報もなく


ただただ不安の中、必死に待っておられる地域がすごく多いのだそうです。



原発のことも心配ですし、いろいろな情報がありますが、皆さんを支えるためにも


今回被害のなかった地域の私たちもひとりひとりが冷静に今の状況と情報を正しく把握して 物を必要以上に買い占めたりせずにきちんと自分の生活をおくることが、東日本の皆さんを支えるためにも大切だと思います。


 


今日も寒いけど、どうか負けないでください。 日本中のみんなが被災された皆さんのことを応援しています。


孤立して情報もなく孤独を感じてる地域の方々も みんながずっと大切に思っていること、祈りがどうか届きますように…。


災害時に役立つ情報~大地震サバイバル術(NHKあさイチ等より)

2011-03-16 00:49:01 | 【災害情報】

さっき神戸でも少し揺れたのでもしかして・・・と思ってテレビをつけたら

静岡で震度6強とのこと。また、大きな地震がありましたが 皆さん大丈夫でしょうか。

先日、友人から役立つ貴重なコメントをもらい、目を通してくださったかたもいらっしゃるかもしれませんが

いざというときとても役立つ情報ばかりなので今回の記事に掲載させていただきます。

(※NHKのあさイチという番組で「大地震 スーパー主婦のサバイバル術」というテーマで特集されていたらしく

昨日も番組でまたこの中から一部紹介されていました。)

~身近なもので暖をとる方法~
★新聞紙とラップを組み合わせることで、暖をとることができます。
★新聞紙2枚を2つ折りにして、おなかのあたりに巻きます。その上からラップを巻きつけて固定します。
★体温を外に逃がさず保温する効果があります。


~身近なもので水を確保するための方法~

避難生活のなかでもっとも必要だとされるのが「水」です。
成人で一日あたり3リットルの水が必要と言われています。
★ふだんからペットボトルに水をくんで家の数か所に保管しておくこと。
★ポイントは、ペットボトルの口いっぱいまで水を入れること。
★空気と水が触れる面を少なくすることで、水がいたむのを防ぐことができます。

さらに、給水車などから水を運ぶときに便利なのがポリ袋。ゴミ箱、
★段ボール箱などと組み合わせることでバケツ代わりにすることができます。
★ポリ袋の口をしばれば、入れた水がこぼれるのを防ぐことができます。
★くんだ水を楽に運ぶのに役立つのがキャスター付きのスーツケース。手で持ち運ぶよりも楽に運べます。
★引っ張ったり、持ち上げたりできるので、道路の状況が悪くても段差を乗り越えることが出来ます。


~身近なもので温かい食事をとる方法~
★ガスが止まってしまったときに役立つのがカセットコンロ。
★でも、それすらない場合は、空き缶を使って手作りコンロを作りましょう。

用意するもの・アルミ缶
・アルミホイル
・キッチンばさみ
・つまようじ
・ティッシュペーパー
・サラダオイル

1.作り方ティッシュペーパーを細く丸めて芯(しん)を作ります。
2.4つ折りにしたアルミホイルの間に、(1)で作ったティッシュペーパーを差し込みます。アルミホイルには3.事前につまようじで穴を開けておきます。
4.キッチンばさみで、アルミ缶を底から高さ3センチのところで切り取ります。
5.(2)で作ったアルミホイルに芯を差し込んだものを、アルミ缶にセットします。
6。サラダオイルを注ぐ。
※さらに詳しい作り方はこちらをご覧ください。
ホームページ:http://www.sbk.or.jp/idea/idea.html#cookstove
※市民防災研究所「サ・ア・テ ふしぎな卓上コンロ」

~豚肉とヨーグルトのしょうゆ煮の作り方~
電気が止まると冷蔵庫の中の温度が上がり、食材が傷んでしまいます。
★「食材の延命措置」★
生肉はヨーグルトで漬け込むことで、冬場なら常温でも3日間は保つといいます。漬け込むときはポリ袋を使い、できるだけ空気は抜くようにします。ヨーグルトがない場合は酒やしょうゆ、みそなどでも代用できます。

~おかず入りパンケーキの作り方~

作り方材料は小麦粉、水または牛乳、あれば卵、使えるおかずなら何でもOK。
材料をすべてポリ袋に入れてこねます。
被災時は食器もなければ水もない可能性が高いです。
ポリ袋を使えば手や食器を汚さず、調理が出来ます。

袋の端を切って、そこからフライパンの上にタネを絞り出して5、6分焼けば完成。
材料・小麦粉・・・カップ1
・卵・・・1コ
・水・・・70ミリリットル
・ツナ缶・・・1個
・塩・・・ひとつまみ

★用意しておきたいサバイバルに必要なグッズ ★

家族構成などに応じて準備するものは変わってきますので、自分に必要なものを考えて用意してください。ふだん身の回りにある物を使えるように点検しておいたり、量を確保しておくことも大切です。

【大地震 サバイバルに必要なもの】
・食料
・飲料水
・医薬品
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・携帯用トイレ
・ラップ、ポリ袋、新聞紙、カイロ
・笛

知っているといざというとき助かります。

他にも箱入り嫁さんのブログでは、応急処置等さらに多くの使える情報がたくさん紹介されていましたので

そちらもぜひご覧になって役立ててください。→箱入り嫁の小さなしあわせ

また、津波の時、濡れた服を着たままだと体温が奪われるので、濡れた服は脱いだ方がいいとのことでした。

今、すでに被災されていてものが足りなくてできないこともあるかもしれませんが

少しでも皆さんの大切な命を守るお役に立てますように・・・。


各地の安否相談ダイヤル~希望を持って

2011-03-15 16:55:35 | 【災害情報】

さきほどニュースで発表されていた安否相談の電話番号を下記に紹介します。
まだ、171等でも大切な方と連絡がとれていないかたたくさんいらっしゃるかと思います。

私の周りもまだ連絡がとれない方がいらっしゃり本当に心配ですが、
逆に考えると、今まで指一本で相手と繋がれる便利な世の中に慣れてしまっていただけで、
あの大変な災害の中、数日で連絡がとれていることのほうが本当は奇跡なのかもしれないと思うようになりました。

命からがら身一つで助かっていて、携帯や手帳が流されたり水没したり、たまたま携帯を家に忘れたまま家が全壊したりして、連絡したくても連絡先がわからないから連絡できないのかもしれません。

阪神淡路大震災の時は、携帯がまだ今ほど普及されていなくて171も無料の公衆電話もなく、しばらく親戚の連絡先さえもわからなくて家の瓦礫にとりあえず安否と避難場所を書いて運動場に避難していましたが今回は津波や火事もあったため、再会が本当に大変だと思います。

自然の力は本当に大きいけれど、人が懸命に生きようとする力、救おうとする力、祈る力はきっと奇跡を起こすことができると思います。

今こそあきらめないで希望を持って皆さんの大切なひとたちの生命力を信じて祈りたいと思います。

■安否相談ダイヤル■

岩手県警 0120ー801ー471
宮城県警 022ー221ー2000
福島県警 0120ー510ー186
090ー8424ー4207

090ー8424ー4208


宮城で家や車が津波に流されても工場の屋上に登り助かって、赤ちゃんが無事に誕生したという奇跡のようなことが起こっていて少しずつ光を感じるニュースが流れているのも事実です。

いつもなら祈りを音楽に込めて何とかできないかと考える私も、NZ地震から間もなく起きた大きすぎる地震にあまりのショックで今更になってフラッシュバックしてしまい、ピアノを弾くことさえできなくなり平常心を保つことも大変ですが
こうしたあたたかいニュースや、被災されたかたがたから逆に心強いあたたかいメールや大切なメッセージをいただいて励まされたり、
震災時一緒に乗り越えた母が私の心を心配したからかかわいいチューリップを届けてくれて支えられています。

ひとりでテレビをみていたら悲しみが伝わってきて苦しくて何もできない自分を無力に感じて平和にすごしていることに罪悪感を感じたりしてよけいに落ち込んでいましたが、
人と話したりメールしたりすることで辛い中でも励ましあって新たな大切なことに気づけたり、
あらためて芸術に救われたり…心のケアは本当に大切だとあらためて感じています。

まずは自分の心と向き合って、またみなさんのお役にたてるようにがんばります。
ひとりひとりが光に意識を合わせて希望を大切に夢を持てば、
きっといい波動でつながって素晴らしい未来に変わっていけるはず。

今の日本から世界中にも優しい和の心も伝わっていつか素晴らしい世界になると思います。

今を大切に生きていきたいです。

今日もこのブログをよんでくださり、ありがとうございます。
あなたが生きてくれていることに心から感謝します。


新たな支援、意識の変化

2011-03-14 03:33:13 | 【災害情報】

今日は、特別号外が配られました。

見出しには大きく
『犠牲者「万単位に」』と書かれていました。
地震に津波に火事に原発に…どこまで悲しいことが続くのだろう…現地のかたを思うと涙が溢れます。

今日は、以前新潟の被災地へ慰問コンサートへ行ったときにお世話になった新潟の小千谷のかたと電話で話しました。

未だいろんな場所で繰り返し続く地震で、最近は長野県の栄村がよく震源地になっていますが、小千谷は新潟県ですが栄村から一時間半くらいの場所です。

ずっと何度も大きな余震や地震がきているし、昨日はまた小千谷にも震度6の地震がきていたので、声を聞けてたくさんの想いと共に涙が溢れてしまいました。

現地の様子を訪ねると

「ガスは使えないけど大丈夫。今日は役所に要請にいってきたよ。」と。
なにかあったんですか?と尋ねると、

「被災した方々を受け入れる申請をしてきたんだ。」

私「え?小千谷もまだまだ大変なんじゃないですか?どこに受け入れるんですか?避難所?」

「家だよ。」

私「家?そちら大丈夫なんですか??」

「ぼくは大丈夫。みんな助け合う時代がきてる。中谷さんも震災を経験したからこそ僕らの気持ちが分かると思うんだ。
だから僕は僕のできることをするだけだよ。」

さらりと言っていましたが本当に大変なことだと思います。

私も阪神淡路大震災の後は家を失ったので、家族であちこち避難所を点々とした後、
私は家族と別れて友人の家で生活させてくださり、そこから高校に通っていた時期がありました。

あのときもまだ友人の家も水や食料などもない状態で大変でしたが、ご家族のみなさんがあたたかくいろいろ気遣ってくださったおかげで地震の恐怖や不安を和らげてくださいました。

自分が逆の立場ならできるだろうかと改めて考えたら…、本当にお世話になったことに感謝の気持ちでいっぱいで久々にお礼の連絡をしたくなりました。

しかも今回はまだ地震も続いている最中。自分たちが生きていくだけでも精一杯な状態だろうに、他の被災地のかたを引き受けようという小千谷のかたの大きな優しい心にすごく感動しました。
決して誰にでもできることではないと思いますがこうして新たな支援もはじまっているのも事実です。

今日は神戸でもあちこちで募金が行われていました。

帰り道、コンビニの周りの電気が消えていて閉店したのかな、と思ったら看板と店内のみの灯りにしていて節電されていました。

道頓堀の大切なシンボル、江崎グリコのマークも願いを込めて消灯を開始していて、目に見える形でもみんなの意識が大きく変わっています。

明日から関東では計画停電が開始されるそうでトンネルやエレベーター、ETCなど心配も多数あるようですがどうかこれ以上被害が広がらないことを願います。

今でも寒い中、凍えながら助けを待っている人がたくさんいると思います。みんなの祈りが届いて一秒でも早く大切な命が救われますように…。


生かされていることに感謝して、私もあらためて今の自分にできることをよく考えたいと思います。


節電で電力提供!(※関西電力公式HPからの情報を補足しました)

2011-03-12 14:14:14 | 【災害情報】

知人からメールが届きました。 

『地震に伴い、関西電力が電力の提供を始めたようです。

少しの節電でも立派な支援になります。電子レンジや炊飯器など、普段さしっぱなしのコンセントを今日だけでも抜いて節電しましょう。』

(電圧の違いもあり、家庭の電気を節電しても・・・このメールの内容は正しいの?という問い合わせも多くあったようですので、

関西電力さんの公式HPからの文面も下記に補足しておきます)

神戸のときもそうでしたが、光が戻ると希望を感じるし、恐怖に震えた心もあたためてくれて精神的にもかなり大きな力になります。

ひとりでできることは小さくても、みんなが力を合わせたら被災地の方々にも早く届けられると思います。

 

【補足】チェーンメール等も多く出回っているようですが、転送中に伝言ゲームのように内容が変わったり

いろいろあるようですので、真相を自分で確かめ見極めてから行動することや、

少しでも力になりたい想いで 転送という行為等、今回とても考えさせられました。

義援金詐欺などもあるようですので、くれぐれも気を付けくださいね。

念のため、関西電力HPの文章をそのまま下記に転記致します。

 

■東北地方太平洋沖地震にかかる関西電力の対応について

 

  •  この度の東北地方太平洋沖地震により尊いお命を亡くされた方々のご冥福を、心からお祈りするとともに、被災された方々やご家族はじめ、関係する皆さまに、心からお見舞いを申し上げたいと思います。また、行方不明となっている方々のご無事が、一刻も早く確認されることを心からお祈りいたします。
  •  当社は、被災地域に対して、電力の応援融通や復旧支援を通じ、総力を挙げて最大限の取組みを行ってまいります。
  •  当社からの応援融通については、周波数変換設備(合計容量:約100万kW)を通して融通する必要がありますが、電力各社と協力しながら最大限の電力融通を行ってまいります。
  •  復旧支援については、原子力部門・ネットワーク部門の人員の派遣や、化学消防車・発電機車などの資機材の支援を通じて、行ってまいります。
  •  また、当社原子力発電所につきましては、今回の事象を踏まえ、引き続き、安全・安定運転ならびに設備の安全確保に万全を期すとともに、今回の事態の推移を注視しつつ、必要な対応をすみやかに行い、全社を挙げて最大限の努力を続けていきたいと思います。

連絡が取れない方の安否検索・災害情報検索サイト

2011-03-12 03:35:53 | 【災害情報】

今も寒い中、苦しんでるかたがたくさんいる…、こんなときはあの日を思い出して人事に思えなくて、やっぱり眠れません。

今、新しい情報をいただきました。

こちらでも知りたいかたの電話番号で安否確認や災害情報、交通情報等いろいろわかるそうですのでアクセスしてみてください。


http://savejapan.simone-inc.com/


今夜は、心が落ち着かないのであの日助けてくれたピアノの破片をお守りにそばに置いています。


ひとりひとりみんな大切な命です。

ひとりでも多くの方が助かりますように…。