ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

神戸から

2009-11-28 04:18:04 | 【作曲】想い
11月26日、神戸から大きなスケッチブックを片手に
朝日新聞の記者のかたが松山まで取材に来られました。



阪神淡路大震災に遭った方に、一言書いてもらって
それについて記事で紹介されているのだそうです。


松山で譲っていただいた私の大切なピアノを置いていただいている
ベティ・クロッカーズさんで取材と写真撮影を受けました。



毎年この時期になると震災のお話をさせていただくことが
増えてきます。


松山に来たからこそ私は改めてまた違った目で
神戸を、そして震災を考えるようになりました。



記者の方は神奈川出身の方でしたが、
私の神戸の震災体験の絵本を見ながら、
とても真剣に話を聞いてくださいました。



ピアノと共に活動を始めた当初は
講演コンサートでお話する時や取材を受ける際でも、
あの日のことを思い出して
思わず涙が出てしまうこともありました。


伝えたい大切な想いが強くなると同時に
時が経ったからか、何度も話してきたからなのか、
伝えなければという責任からなのか
いつの日か人前では泣かずに話せるようになりました。



これが心の復興なのだろうか・・と
ふと複雑な気持ちになることもありました。



私が心を開いてお話させてもらうことで
コンサートに来られたお客様から勇気や希望をもらったという言葉や
当時助けにきて下さったことなど色々なお話も聞けて、
あったかいアンケートにも励まされて


出会えたみんなのおかげで少しずつ心が癒されてきたからかな・・と
やっと今の自分を少しずつ受け入れられるようになりました。




そして、震災復興のために作曲して賞をいただいた
『Twinklememory &Brightfuture~きらめく想い出・輝く未来』も
私の心の経過と共に新しいバージョンが生まれました。



『Twinklememory &Brightfuture~出会い~』

これからは皆さんとの出会いに感謝して、心の復興を願い、
新たな心でこちらも弾いて行こうと思います。



親友のようだったピアノが破片となり
もうさみしくないようにきっかけとなって

かけがえのない出会いと勇気をくれて
ここまでこれたような気がします。




皆の大切な言葉が綴られたスケッチブックに
私が書かせていただいた一言は・・・




近々朝日新聞に掲載されるそうですので
ぜひご覧くださいね。