ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

小さなメモリアルコンサート

2016-01-18 17:59:04 | 【マタニティライフ&育児】
今年はメモリアルコンサートができなかったので
おうちで心を込めて奏でました。




中学生の頃に 今は亡き天国のピアノで即興してたメロディを元に

震災後譲ってもらったピアノで復興のために作り直し賞をいただいた
『Twinkle memory&Bright future~きらめく想い出・輝く未来~』を心を込めて弾きました。

ピアノのみのインストゥルメンタルにもかかわらず たくさんの方々が涙してくださった不思議な曲。

天国のピアノちゃんのおかげだろうな。

阪神淡路大震災から20年の年に
誕生した6ヶ月の娘と即興連弾もしました。



物を大切にしていたらこんなになってまでも命を守ってくれることもあるんだよ。


(オリジナル絵本『さっちゃんとピアノちゃん』より)


ママの命を助けてくれたピアノちゃんを見せてあげたら しっかり握って‥

お口に‥あぁ危なかった


これからも 子供たちとピアノと共に
大切な毎日を楽しんで歩んでいきたいです。

いじめや虐待、戦争もなくなるよう、
耳にしただけで優しい気持ちになるような魔法みたいな音楽を目指してがんばります。

21年目の1・17

2016-01-18 17:11:43 | 【実話絵本】『さっちゃんとピアノちゃん』
昨日は阪神淡路大震災から21年目の1月17日でした。

あのときの私は高校一年生。

昨日は4歳の息子に 主人が描いてくれた私の震災の実話の絵本
『さっちゃんとピアノちゃん』と身代わりになって助けてくれたピアノの破片を見せてあげると



「これ、ママ?
かわいそうに。ママ、ずっといてね」

と4歳の息子が泣きながら何かを感じ取り絵を描いてくれました。




さらに、 『ママ、ずっといてね』の曲も即興で奏でてくれました。




あのときどれだけたくさんの家族の笑顔が奪われただろう。

小さな子供もたくさん亡くなり、
両親を亡くした子供もいました。

何年経っても忘れられるはずがない。
月日が経つにつれ より深く感じる大切な日。




あの日の夜は家が全壊していたから
小学校の運動場で段ボール一枚で家族で身を寄せあって過ごしました。

校内は亡くなったかたがたくさんで
生きてる私たちは外でしのぎました。


崩れた我が家を持ってきて燃やして焚き火にしたり、食べるものもなく
おなかペコペコで寒くて震えながら過ごしました。

どこかでサイレンがなるたびに、
崩れかけた家で過ごしてる友達を思い心配で眠れませんでした。

亡くなった友達もいて本当に悲しかったけど、
どんなに辛いときでも誰かを思う気持ちや支えあう優しさが生きる強い力をくれたような気がします。





あの寒さや、怖かったあの体験は
何年経っても忘れることはできないけれど、私は音楽からかなり力をもらったので

被災された方々の気持ちになって少しでもピアノで希望や勇気をとどけられたらいいな。


あのとき神戸を支えてくださった世界中の皆さん、昨日もこの地を訪れてくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

今年は平和な一年でありますように。