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お金で世界を変える30の方法  田中 優 + A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト[編]

2011-03-10 | 読書記録・お勉強
 良い本見つけました。はじめにの部分だけでも社会のためになるような本です。
  本屋さんで見かけたら、手に取ってみてね。


 小林武史(ap bank代表理事/音楽プロデューサー)氏のコメント(帯宣より):

 お金を上手に使えば社会がよい方向に進むことができる。
 ということを、どれだけの人が知っているだろうか。
 だからこの本を たくさんの人に勧めたい。

  田中 優 + A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト[編]  合同出版


 

  お金で世界を変える30の方法  ーはじめに-

 毎日使っているお金なのに、私たちはそのいく先を知りません。
 いったいどこに貸し出され、あるいは投資され、どんな現実を生み出しているのでしょう。
 
 皆さんがお金を投資する先が、もし「国債」だとすると、その行く先は、米国債を経てイラク戦争の軍事費になります。
 軍需企業の商品は、政府が全部買い上げますから、ここに融資すると確実に利益になります。その代わり、たくさんの人々が死んでいきます。
 
 ダントツに子供を殺す爆弾といわれる「クラスター爆弾」を製造する会社にも、日本の銀行 が多額の融資をしています。
 世界の子供を殺すことも、私たちの預貯金がしてしまうのです。


 いわゆるハゲタカファンドと呼ばれる投資会社の原理はただ1つ。
 「善」は収益を高く上げること、「悪」は収益を得られないことです。その行動は、弱い立場にいる人たちを虐げます。
 投資会社ドニゴール・インターナショナルは、深刻な貧困に陥っているザンビアの債権を安く買い取り、高く売ることで莫大な利益をこの国から吸い上げました。
 
 その結果、ザンビアではHIV / AIDS 患者が無料の治療を受けられなくなったり、無料で学校に行けるはずだった子供たちも夢を諦めなければならなくなりました。
 ここにも世界一といわれる私たちの貯蓄が関わっているはずです。

 この話から分かるように、私たちの未来を決めるのは、私たちが考えたり祈ったりしていることではなく、「どこにお金を預けたか」によるのです。


 世界ではすでに、貧しい人たちを救い、地域全体がよくなるようなお金の流れを作る金融機関もあります。それに比べると、日本はまだ始まりかけたばかりです。

 しかし、そんな日本の中でも、各地に「NPOバンク」と呼ばれる、非営利のバンクが作られ始めました。
 他の金融機関では融資しない、市民の事業や非営利活動、福祉や環境などを対象に低利で融資を行っています。

 また、環境に配慮されたものに投資しようとする動きも始まり、「グリーンな投資」は、今や数え切れないほどあります。
 
 また、これから、いい施策をお実行する自治体が地方債を地域住民に販売したり、さらには良い政策を採る国が、他国の投資家に向けて販売することもありえるでしょう。


 さらには最新の技術を応用しながら、食料の自給や、エネルギーの自給を目指そうとする人たちもいます。
 お金がいらない暮らし方を実現すれば、お金に支配されない生き方が可能になるからです。


 この本を執筆したのは、まだ微弱なこの流れを大きな流れに変えたいという私たちの願いはどこから来るのか、この流れはどこに始まるのかをお知らせしたかったからです。

 戦争の動機、環境破壊の原因がはっきりすれば、対策もはっきりした輪郭で描けます。
 
 お金の引き起こす問題への探求は、今始まったばかりなのです。 ここに示した30の方法にひとつでも共感してもらえたら、とてもうれしく思います。
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  田中 優 + A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト[編]  合同出版

 (ちょっとだけ省略編纂してますが)


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