武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

語りを楽しむ会

2005年11月20日 20時13分46秒 | Weblog
22日に、語りを楽しむ会があります。
18日、そのリハーサルをしました。
出演者は、私を含めて4人です。小学校の読み聞かせ仲間が集まりました。その他、企画担当者とチラシ作成担当者の二人と、あわせて6人で第5回目です。年3回
は少しきついけれど、見に来てくださる人もボツボツいますし、出演者も、これでも増えたのですよ。大人向けです。

リハーサルで、みんなの語りを聞いて、いつも感じること。
どういう風に読もうか、と考えて読んでしまうこと。
「この部分は、どうやって読むんですか?」と聞いてきます。

上手に読もうという気持ちは、いらないでしょ。
読み聞かせの時も、そうですよね。
こども達の前で、上手を見せても、彼らの気持ちは遠のいてしまうだけでしょ。
書かれている内容を、しっかりと理解する。理解した部分が、彼らに伝わると考えられますね。大人の前で読むときも、同じです。誰を前にしようが同じなんです。
私自身に、最も言い聞かせていることです。
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レインスティック その2

2005年11月18日 20時23分02秒 | Weblog
今日夕方、町田東急ハンズに行きました。
先週の日曜日に、「ケスカ」の話、ワシントン条約の話を教えてくれた売り場のお兄さんが、今日もいました。ドラム売り場の「こんどうさん」です。こんどうさんは、あの後、レインスティックのことを調べてくれていたようで、こんなのを取り寄せてみましたが、どうですか?と、「バンブー」の1mのものを見せてくれました。最初は、え~?いらないわ、と言いました。私は、「コバド」を購入するつもりで行きましたので。
ふたりで、しばらくの間、二本を鳴らしていましたが、そのうち、おや?と目を合わせました。バンブーの音が、良いのです。水の跳ね返る音が聞こえているようです。山の中の浅瀬のせせらぎに聞こえるのです。そして、何故か、コバドの音が、色あせてきました。

なぜ?なぜ?また更に聞き比べました。

やはり「バンブー」の音が、澄んでいて、綺麗です。

もちろん、購入を決めました。
ありがとう。こんどうさん。

帰り道の渋滞も、楽しく過ごすことが出来ました。
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レインスティック

2005年11月18日 08時12分02秒 | Weblog
『やまなし』『鳥』などを読むときに、レインスティックを使っています。150cmの杖のようなものです。これの扱いが難しくて、長いので音が2重に鳴ってしまったり、湾曲しているので、回転させることもままならない。
70cmから1mくらいのレインスティックで、直径が10cmくらいのものを探しています。
とても出不精な私が、もたもたと探して歩いているから見つけるのが上手でないのかもしれません。でも、どうやら本当にないのかもしれない。ワシントン条約以後輸入制限がかかっているとの事。「コバド」と「ケスカ」という種類があるそうです。「コバド」的なものはあちこちに見かけるのですが、「ケスカ」がない。
「バンブー」竹で出来ているものもよくあります。響きは良いのだけれど、繊細な音が出ない。桐で出来ているものもあると聞きました。
一本一本の音が違うので、難しいです。自分の耳が試されているようです。1本目の失敗で臆病になっていないで、根気良く探しましょう。
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語りの“つどい”

2005年11月13日 11時09分31秒 | Weblog
最近、報告が遅いですね。すぐに書きたい!と思っても、なかなか書けない。

というわけで、金曜日の報告です。

横浜方面で、一日中語り三昧の会がありました。午前11時から午後6時まで、重い話から軽いものまで、12人が語り、朗読をしました。そして終了後8時まで合評会。更にビールを片手に反省会。研究会、というのでしょうね、こういうのを。

観客は、スタッフ抜きで28人。あわせてちょうど40人。狭い会場がいっぱいでした。最初から最後まで、何人かの方が聞いてくれました。お疲れ様です。

この会、今回が8回目です。年2回開催で、少しずつ出演者も増えています。お客様も、毎回楽しみにいらしてくださる方がいます。私はチラシ作りを担当しています。

さて今回は、吉屋信子作『鬼火』と宮沢賢治の『やまなし』を読みました。
時間を置いて、読みましたので、気持ちの切り替えは充分に出来ました。
衣装を替えましたが、やまなしの衣装が、失敗でした。ストールが短かったので、長いレインスティックを脇に持つときに、ストールがずり落ちてきてしまったのです。合評の時に、最も強く指摘されました。衣装と姿勢。力がまだ、抜けないのです。やまなしに関しては、内容よりも「見た目」に意見が集中しました。トボンという言葉に関しては、もっと自由に考えようということでした。兄と弟の会話で、何をどちらが言っているのかが、逆かもしれない、という意見は、皆さん、もう一度確認するということになりました。蟹の会話は、子どもの会話が上手いと、唯一誉められました。
レインスティックの使い方が、違う、ということです。川のせせらぎの音になっていない。これは、早速明日の小学校から、変えたいと思います。

問題は、『鬼火』です。女のせりふは出来るのだけれど、男が出来ない。何を読んでも、男で挫けます。私の中の「男」のパターンが、少なすぎるのだそうです。病床の夫が奥で寝ているのに、そんなに大きな声で、女を口説けるか。男のせりふで、とたんに距離感がなくなるようです。
もっと乾いた声で、という要求。これは、あと何年もかかりそうな課題です。『刺青』の時にも指摘されました。
死に間が出来ていないか。心配していました。しかし、死に間、と考えるよりも粘らないように乾いて読む、と考える。乾いた声、に通じるらしい。
これは、22日にも地元で読みます。それまでにどのくらい変われるだろうか。
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やまなし 2日目 トブン?ドブン?

2005年11月12日 06時15分31秒 | Weblog
金曜日には、朗読2日目がありました。
今度のクラスでは、先生の気遣いで、とても読みやすかったです。

やまなし実が落ちてくるイメージに、間違いがありました。大変!先生に指摘されました。やまなしの実は、ほんの2~3cmの小さなものです。わたしは、洋ナシの大きさをイメージしていました。あきらかに、私の間違い。勉強不足でした。

トブンであるか、ドブンであるか。私の使ったテキストには、ドブンとありました。でも、一般的には、初期形でも、トブンとあります。単なる打ち間違いなのか意図的なのか、問い合わせています。

でも、このドブンに、私は共感を覚えてしまったのです。

ほんの2~3cmの実であっても、それより小さいかもしれない蟹にとっては、充分に大きいものでしょう。蟹の立場で考えたら…ドブン、ではないかと。

後で書きますが、昨日の研究会では、ドブンを、ドブンではなくトブンのような読み方で、読みました。小さな実の雰囲気、そのあたりの雰囲気は出ていたということでしたが、作品に忠実に読みたいという私のやり方に沿うならば、トブンをドブンのように読んだ方が、良かったのかもしれない。月曜日に、最後のクラスに入ります。さて、どう読もうか、思案中です。


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