早慶上智、G-MARCH、関関同立など、全国には大学群と呼ばれるものが存在します。
メディアがつくった虚像という反面、入試難易度を表す指標として利用されている面もあります。
この大学群、愛知の私大はどうなっているのかというと、
南中名愛=南山、中京、名城、愛知
(南愛名中と呼ぶ人もいる)
とか、南山大を別格扱いして、
愛愛名中=愛知、愛知学院、名城、中京
という名称を使う人もいます。
中には、
愛淑名中工=愛知学院、愛知淑徳、名古屋学院、中部、愛知工業
なんてものもありました。
実際のところはどうなのか、河合塾の全統模試のデータを元に、推薦・一般選抜の割合も加味して総合的に考えてみたいと思います。
参考にするのは、こちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/69/7b0d0c4abcbbf62c3b27a2d83f71fd60.jpg)
河合塾のデータをもとに、募集定員の最も多い入試方式の偏差値を参考にまとめてみました。
(ただし、例えば看護学部など学部のちがいによって、若干の上ブレ・下ブレがあるのでその辺は加味してあります)
また、共通テストのみや少数科目受験の方式も除外しています。
まず、南山大が別格かというと、少なくともこの数年はそんなことはないようです。
おおむね、偏差値帯57.5強~47.5強に収まっており、中京大57.5強~47.5、名城大57.5~47.5と3大学は結構拮抗していることがわかります。
南中名を一つのグループと考えるのに無理はないと思います。
次に、愛知大ですが、偏差値帯が55.0~45.0と、他の3大学に比べれば若干やさしめです。
しかし、愛知工業大や愛知淑徳大、愛知学院大などと比べて同じくらいの難易度かといわれるとこれも微妙です。
よって、ひとまず、南中名+愛とするのが妥当かもしません。
ここで、学生数の関係もありますが、この手の大学群に多くの外語大が含まれていません。
名古屋外語大もその一つですが、偏差値帯は57.5~50.0とそこそこポジションにいます。
そうなると、南中名愛よりは南中名外+愛となるかもしれません。
ただし、ここで問題になるのが、これはあくまで一般選抜での難易度の話。
推薦型選抜まで含めた、入試難易度となると話は別です。
というのも、例えば、中京大は大学入学者の「推薦:一般」の比率がだいたい6:4で、推薦での入学者(推薦組)が多くなっています。
この割合、全国区の大学の中では、上智大、関西学院大と同等の2番目の高さです。
大学に推薦で入ってくる受験生の学力問題については、さまざまなところで懸念材料となっています。
ただ、一般的には偏差値の高い大学ではそれほど問題になっていないのですが、
(場合によっては推薦組の方が一般組よりも学業成績がよいケースもある)
偏差値帯が低くなればなるほど、推薦組の学力は疑問視されています。
(これは実際に大学の先生からヒヤリングしたので一般的な傾向としてあてはまります)
名古屋外語大は推薦と一般の内訳を公表していないのでわかりませんが、恐らく推薦組が多いと思われます。
推薦組の学力が高くないとは一概に言えませんが、
一般選抜ではとうてい受からない子(E判定レベル)が推薦なら受かる
という逆転現象も多く見られることを考えると、推薦組が多い大学・学部の入試難易度はややかさ上げされていると言っても過言ではないでしょう。
これをどう解釈するかは人それぞれですが、
中京大の場合、一般で学力ガチ勝負で入るよりは、指定校や公募、附属高校の中京大中京高校からの推薦で入る方が入りやすいのは確かです。
一方、名城大の場合は、附属から推薦で入るには一定以上の成績を取っている必要があるため、中京大と名城大がほぼ同じ難易度かと言われると、やや疑問が残ります。
以上をまとめると、南愛名中というよりは、「南名中+愛」、あるいは「南名中愛+外」とするのが、実情に近いと考えられます。
ちなみに、SSKと称される女子校御三家(=淑徳、椙山、金城)の系列大学は、
愛知淑徳の偏差値帯が52.5~42.5、椙山女学園大が50.0~40.0、金城学院大が47.5強~37.5強、
また、一般選抜での入学者割合が愛知淑徳大の約44%に対して、椙山女学園大、金城学院大の未公表ということを考えると、
愛知淑徳が頭一つ抜きに出ていると言えるでしょう。
その他では、愛知工業大52.5~45.0、愛知学院大50.0~40.0強を加味すると、
(ただし、愛知工業大の場合、工学部と経営学部で推薦:一般の比率に大きな開きがある)
愛愛愛=愛知工業大、愛知淑徳大、愛知学院大
という名称も考えられるかもしれません。
なお、この大学群、大学の序列を表しているものではありません。
あくまでも、受験対策として「どの大学群を目指すのかによって勉強の内容やレベルを変える」という意図で使っているのでご了承下さい。
■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます
メディアがつくった虚像という反面、入試難易度を表す指標として利用されている面もあります。
この大学群、愛知の私大はどうなっているのかというと、
南中名愛=南山、中京、名城、愛知
(南愛名中と呼ぶ人もいる)
とか、南山大を別格扱いして、
愛愛名中=愛知、愛知学院、名城、中京
という名称を使う人もいます。
中には、
愛淑名中工=愛知学院、愛知淑徳、名古屋学院、中部、愛知工業
なんてものもありました。
実際のところはどうなのか、河合塾の全統模試のデータを元に、推薦・一般選抜の割合も加味して総合的に考えてみたいと思います。
参考にするのは、こちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/69/7b0d0c4abcbbf62c3b27a2d83f71fd60.jpg)
河合塾のデータをもとに、募集定員の最も多い入試方式の偏差値を参考にまとめてみました。
(ただし、例えば看護学部など学部のちがいによって、若干の上ブレ・下ブレがあるのでその辺は加味してあります)
また、共通テストのみや少数科目受験の方式も除外しています。
まず、南山大が別格かというと、少なくともこの数年はそんなことはないようです。
おおむね、偏差値帯57.5強~47.5強に収まっており、中京大57.5強~47.5、名城大57.5~47.5と3大学は結構拮抗していることがわかります。
南中名を一つのグループと考えるのに無理はないと思います。
次に、愛知大ですが、偏差値帯が55.0~45.0と、他の3大学に比べれば若干やさしめです。
しかし、愛知工業大や愛知淑徳大、愛知学院大などと比べて同じくらいの難易度かといわれるとこれも微妙です。
よって、ひとまず、南中名+愛とするのが妥当かもしません。
ここで、学生数の関係もありますが、この手の大学群に多くの外語大が含まれていません。
名古屋外語大もその一つですが、偏差値帯は57.5~50.0とそこそこポジションにいます。
そうなると、南中名愛よりは南中名外+愛となるかもしれません。
ただし、ここで問題になるのが、これはあくまで一般選抜での難易度の話。
推薦型選抜まで含めた、入試難易度となると話は別です。
というのも、例えば、中京大は大学入学者の「推薦:一般」の比率がだいたい6:4で、推薦での入学者(推薦組)が多くなっています。
この割合、全国区の大学の中では、上智大、関西学院大と同等の2番目の高さです。
大学に推薦で入ってくる受験生の学力問題については、さまざまなところで懸念材料となっています。
ただ、一般的には偏差値の高い大学ではそれほど問題になっていないのですが、
(場合によっては推薦組の方が一般組よりも学業成績がよいケースもある)
偏差値帯が低くなればなるほど、推薦組の学力は疑問視されています。
(これは実際に大学の先生からヒヤリングしたので一般的な傾向としてあてはまります)
名古屋外語大は推薦と一般の内訳を公表していないのでわかりませんが、恐らく推薦組が多いと思われます。
推薦組の学力が高くないとは一概に言えませんが、
一般選抜ではとうてい受からない子(E判定レベル)が推薦なら受かる
という逆転現象も多く見られることを考えると、推薦組が多い大学・学部の入試難易度はややかさ上げされていると言っても過言ではないでしょう。
これをどう解釈するかは人それぞれですが、
中京大の場合、一般で学力ガチ勝負で入るよりは、指定校や公募、附属高校の中京大中京高校からの推薦で入る方が入りやすいのは確かです。
一方、名城大の場合は、附属から推薦で入るには一定以上の成績を取っている必要があるため、中京大と名城大がほぼ同じ難易度かと言われると、やや疑問が残ります。
以上をまとめると、南愛名中というよりは、「南名中+愛」、あるいは「南名中愛+外」とするのが、実情に近いと考えられます。
ちなみに、SSKと称される女子校御三家(=淑徳、椙山、金城)の系列大学は、
愛知淑徳の偏差値帯が52.5~42.5、椙山女学園大が50.0~40.0、金城学院大が47.5強~37.5強、
また、一般選抜での入学者割合が愛知淑徳大の約44%に対して、椙山女学園大、金城学院大の未公表ということを考えると、
愛知淑徳が頭一つ抜きに出ていると言えるでしょう。
その他では、愛知工業大52.5~45.0、愛知学院大50.0~40.0強を加味すると、
(ただし、愛知工業大の場合、工学部と経営学部で推薦:一般の比率に大きな開きがある)
愛愛愛=愛知工業大、愛知淑徳大、愛知学院大
という名称も考えられるかもしれません。
なお、この大学群、大学の序列を表しているものではありません。
あくまでも、受験対策として「どの大学群を目指すのかによって勉強の内容やレベルを変える」という意図で使っているのでご了承下さい。
■江南ネクサスの空席状況をチェック
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