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【国語】公立高校入試対策講座の最終日を終えました

2022年03月06日 | 国語の勉強のやり方
ネクサス(勉強のやり方専門塾)の伊藤です。

公立高校の入試対策講座の最終日を終えました。



直前までは、感覚を養うために国語の論説文を解いてもらっています。

ここで、国語の対策の仕方について少し紹介したいと思います(もちろん詳しくは企業秘密ですが、ちょっとだけ紹介しましょう)。

■国語の読解問題のポイント
1.時間を計って、まず自力で問題を解く
2.講師の解説を聞きながら、再度、問題を解く

時間を計るのはまず鉄則です。国語の読解問題で「時間内に正答を出す」ことがいかに難しいかを実感してもらうためです。

もう1点重要なのが、1と2(beforeとafter)で「いかに読解問題の解き方がわかってないか」を実感してもらうためです。

国語の読解で最も大切なことは、「自分が答えと思うものを答えるのではなく、問題作成者が答えと思うものを答えること」です。

筆者でも作者でもありません。問題を作った人が答えと思うものを答えることです。

そのためには、当然、本文をくまなく読み、正しい解釈で選択肢を吟味したり、記述問題に答えたりすることが大切です。

これがなかなか、理屈だけではできるようになりません。

こちら(講師)が手本や具体例を見せながら、問いかけ、考えさせ、答えてもらい、受験生に感覚として染みつくまでやってもらうしかありません。

双方向というのがポイントです。

数学や英語は解説を見たり聞いたりすれば「わかり」ますが、国語の読解だけは「こちらの問いかけに、どれだけ答えられるか」がポイントになります。

例えば、選択肢に出てくる「身体機能」という言葉。ここから何を連想するか。

これを本文中に出てくる「身体的行為」と同じような意味だと解釈すると、もうそれだけで誤答につながるほど国語の読解問題はシビアです。
(選択肢に身体ってあるから正解じゃね?って短絡的に思ったらアウト)

数学で言えば、計算ミスをしたとか公式をど忘れしたくらい致命的です。

機能とは働きです。つまり、どんなことができるか。例えば、体を使ってつかむ、走る、まげるなどの動作の可能性です。

身体的行為は、実際に書くとか演奏するとか、具体的な行為・行動のことです。

ちょっとちがうんです。

そこで、身体的行為に近い言葉として、選択肢に「行動様式」とあったらどうでしょうか。

行為≒行動ですから、身体的行為は身体機能というよりは行動様式の方がより正解に近いと考えなければいけません。

なんとなく国語の問題を解いている人はここで取りこぼします。

そして、一宮南や江南高校以上の高校の場合、このレベルの問題が合否を分けることになります。

このレベルの読解力は一朝一夕で身につくわけではありませんが、少なくとも国語の読解問題をなんとなく解くのではなく、数学や英語のように公式や文法にそってルール通り解くことで、安定した得点が取れるようになるのが国語なのです。

受験生の健闘を祈ります!

ネクサスは、主に江南高校、一宮南高校の高校生と、そこを目指す小中学生が通っています。江南市では、西部中、布袋中、古知野中、古知野西小、古知野南小、布袋小、布袋北小、一宮市では千秋中、西成中、一宮南部中、大口町では大口中の生徒が通っています。


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