今年は、暖冬と思っていたら、急に寒くなりましたね。
インフルエンザにかかる人もたくさんいます。
早く、暖かくなってほしいですね。
さて、地盤保証会社なのか地盤改良会社なのかよくわからない
大手の会社がありますね。
中立的な立場で、地盤調査結果を判断するという理由で、
地盤改良工事をしないという保証会社は、理解できまるところも
ありますが、地盤調査から地盤改良工事まで、実際は、一括で引き受けている
会社がありますね。
地盤が良くても悪くても地盤保証料もしくは、地盤改良工事費用の
全部もしくは、一部が入ってくる仕組みを作っていると聞きます。
これで、適切に地盤の判断ができるのでしょうかね?
以前にも記載しましたが、戸建住宅で地盤の判断をする前に
適切な地盤調査が必要であり、ここが不適切だと、いくら
地盤の解析をしても絵に描いた餅ですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0212.gif)
戸建住宅の地盤調査は、スウェーデン式サウンディング試験が
主流となっています。もちろん他にも、調査方法がありますが、
地盤の判断をするうえで、評価が難しく、スウェーデン式
サウンディング試験より、研究発表も少なく、普及していません。
ただ、このスウェーデン式サウンディング試験を行うにしても
試験機械の操作のみしか理解していないと、地盤状況がわかりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/wakaba.gif)
そこで、最近では、この試験を利用して、土質もわかる新たな試験方法が
ありますという営業がされています。しかし、先日、びっくりした事
がありました。
この新試験方法でのデータを確認したら、表層50cm程度が盛土で
粘性土続いて、砂質土で調査深度2.0mで貫入不能となっていました。
しかし、これは、誤りで、全部が盛土地盤です。貫入不能になったのは、
盛土中の礫だと考えます。なぜわかるかといいますと、
台地から低地になっている宅地で、2.5mの擁壁に囲まれているからです。
地盤調査をしていない人でも、わかると思いますが。
新試験方法も良いですが、すべて機械に頼るのではなく、
現場に行っているのですから、事前に地盤状況、地質状況、地形状況などを
調べて、実際に、現地の状況を確認して判断しないと、自然地盤なのか
人工地盤なのかわからなければ、それを基に地盤解析をしても
絵に描いた餅になってしまいますよね。
また、最近は、地盤調査費用が、かなり安くなっています。
地盤の知識をつけずに、機械操作を覚えて、調査が行われ、地盤解析をされて、
地盤が良いですと言われても、心配ですよね。もしかしたら、調査深度の
すべてが盛土だったら・・・
調査費用のみで、安いから依頼するというのは危険だと私は思います。
PS
3月に入りました。
卒業シーズンですね。たくさんの思い出と共に、新たな旅立ちですね。
幸多き旅になりますように!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)