アイス・ハーヴェスト 氷の収穫

『アイス・ハーヴェスト 氷の収穫』のDVDを観ました。

《あらすじ》
カンザス州の田舎町、ウィチタに住む
チャーリー(ジョン・キューザック)は、
落ちぶれた弁護士。

妻は友人に奪われ、
犯罪組織の一員に成り下がっていた。

頭は良いが度胸のないチャーリーは、
頭は良くないが度胸のある
ヴィク(ビリー・ボブ・ソーントン)と共に、
クリスマス・イヴにとんでもないことをしでかした。

組織の口座から、
200万ドルをかすめ取ったのだ。

その金をヴィクと山分けして
高飛びするつもりのチャーリーは、
ストリップ・クラブで働く
レナータ(コニー・ニールセン)も
一緒に連れて行くことにする。

組織のボスの配下たちは、血眼になって
チャーリーたちを探し回っていた。

ヴィクと連絡の取れなくなったチャーリーは、
大慌てでヴィクの家へ。

金のありかを知っているのは、
ヴィクだけだった。

しかしヴィクの家へ入ると、
血まみれの親指が……。

ヴィクは、配下たちに見つかって
殺されてしまったのだろうか?

それとも、チャーリーを裏切ったのか?

金の行方は?

果たしてチャーリーは、計画通り大金を手にして、
高飛びできるのか……?


ただジョン・キューザックが出演しているというだけで
借りたこの作品、予想以上に面白かったです。

ハラハラドキドキしたのはもちろん、
ちょっと笑える場面もあり、
ストーリー全体のバランスが良かったと思います。

ジョン・キューザック扮するチャーリーの、
「小心者のくせに、とんでもないことを
やらかしちゃいましたー」的な
オドオドした感じが、とてもグーでした。

ヴィクの、後先考えずにその場の感情で
行動してしまう大胆な性格が、
チャーリーの小心者っぷりを引き立たせていた
気がします。

レナータは、悪女のニオイがプンップンッで、
目が離せません。

「その女には気をつけたほうがっ!」と、
チャーリーに忠告してあげたくなりましたよ、私は。

重々しい雰囲気で展開してもおかしくないストーリー
にもかかわらず、チャーリーの友人の
ピート(オリバー・プラット)のヘベレケぶりが、
雰囲気を和ませています。

エンディングも、予想外で面白いと思いました。

特典映像に、『もうひとつのエンディング#1・#2』が
あるのですが、断然本編のほうがイイ!!!

程よくハラハラドキドキして、程よく笑えて、
程よく意外な展開……と、いろいろな意味で
程よい作品でした。

アイス・ハーヴェスト 氷の収穫
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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