今回日本へ帰国する際には、往復とも上海経由でしたので、久しぶりに上海に四日程滞在しました。私の行動範囲は極めて狭いので、上海に滞在中も行く先は大抵決まってます。上海に滞在中に行く場所は大抵決まっていて上海の福州簬にある上海外文書店、新華書店が入っている書城等の本屋を訪れます。また、この福州簬には中国では珍しく古本屋も何軒か店を構えており、そこを覗くのもナカナカ楽しいものです。
福州路にある古本屋。ここ福州路には中国では珍しいことに何軒もの古本屋があります。
ここの古本屋は重さで本が売られています。
月刊誌を専門に売る店。中国の新華書店等では雑誌を売っていない場合も多いので、こう云う店は重宝します。
本屋を一通り覗いた後は、決まって杏花楼と云う老舗に行きます。中国では店の流行り廃りが激しいので、十年も経つと「老店」と勝手に自称しますが、この杏花楼は文字通りの老舗です。以前偶々立ち寄った際に、草餅(ヨモギモチ)を売っていたことがあり吃驚した事を覚えてます。また、この店で月餅を買って日本に帰り、お土産として中国人に差し上げて大変に喜ばれた事もあります。中国上海ならではの伝統的な中国語で甜品と云う甘い物を売っており、それなりに楽しむ事が出来ます。
上海の老舗杏花楼。月餅のシーズンには行列が出来る程です。何年か前に、偶々訪れた際には草餅(よもぎもち)を売っていたのには驚きました。今回訪れたのは6月末だったこともあり草餅はありませんでした。
二階はレストランとなってます。一度ここで食事をしたいと考えていますが、未だにその機会はありません。
その後は、人民公園の傍にある真鍋珈琲館で一休みすると云うのが、私の行動パターンでしたが、その真鍋珈琲館も今では無くなり、今回は何処の喫茶店で休憩するか結構大変でした。星芭克(スターバックス)は、当然あるのですが、上海のスターバックスは何時行っても人で溢れかえっており落ち着かないので、あまり好きではありません。星芭克が出来たばかりの頃は席を確保するために並んだ記憶もあります。並んでまで珈琲を飲もうとは思わないのですが、その頃は他に適当な喫茶店がなかったのです。以前と比べると福州簬にも幾つか喫茶店が出来た様ですが、店内が余に狭く入ろうと云う様な気が起きませんでした。
劇場もあります。
2000年代初めには、古い建物を壊し、その後に超高層ビルが盛んに建てられていたのですが、最近は、この様な古い街並みを保存している様に思います。
福州路周辺には、この様な1900代中頃の建物が今も残っています。