中国で、日本のサイトを見ていると福岡、長崎等の港へ船で日本を訪れる中国人観光客が大幅に増えているとの報道がされているようですが、偶々私が買った新聞「春城晩報」(注:雲南省で発行されている新聞、3月2日付)に、日本への船旅の広告が掲載されています。
それに拠れば、4月初旬の上海発日本向けの船の旅は、上海ー福岡ー上海 4泊5日で2999元。上海ー済州ー長崎ー上海 4泊5日 3299元 上海ー済州ー福岡ー長崎ー上海 5泊6日で2999元とかなり安い様です。ただし、雲南省昆明発の場合は、やや割高となる様ですが、それでも昆明・上海ー済州ー福岡9泊でも4890元との事(注:昆明上海間は飛行機)
5月8日発昆明ー香港ー沖縄島ー佐世保ー長崎ー済州島9日と云うツアーもありますが、それでも7500元との事。以前ブログで書いた事もあるのですが、昆明発の飛行機を利用しての旅は、6泊7日位の場合は、だいたい7000元から9000元の価格帯が多い様ですが、船の旅は高くても、5000元位との事ですので、随分割安感がある様に思います。
日本のサイト等を見ていると、船旅は大量の荷物の持ち込みが可能なので、中国人に人気があるとの報道がされている様ですが、船旅は、この安さ、割安感も多くの中国人を引き付ける原因の一つの様に思います。
大理古城等でもやや高めの宿は、一泊200元位です。また、少し高めの食事をすると一人当たり100元位かかりますので、3000元から4000元で日本へ船の旅が出来るのは安いと思われます。大理古城では珈琲一杯が20元から30元位します。双廊と云う大理州でも人気の観光スポットは一泊1000元クラスの宿がザラですので、ある種の中国人にとっては船旅は魅力的に映る様です。
日本では、自治体によっては、中国からの客船の誘致強化や埠頭の拡張等のニュースも流れている様ですが、今後も船を利用して日本へ旅行する中国人は増えるものと思われます。
当然の事ながら日本以外の韓国初め東南アジアへのツアーの案内も沢山載っています。欧州、アメリカ等は無論の事ですが、案内は中東、アフリカ、ロシア等世界中の国々に及んでいる様です。尚、近年は、南極への旅行も中国人が多いとの事。