中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

湖南省に住む少数民族苗族の腌魚

2019年03月22日 | 少数民族の食べ物

このブログでも何度も触れたドキュメンタリー番組番組「舌尖上的中国」の第一季の第四集の中でも、湖南省に住む少数民族苗族の腌魚について取り上げられています。

それに拠れば、湖南省に住む苗族の腌魚の作り方は、貴州省の苗族やトン族の腌魚とは少し違う様です。腌魚を作るには、先ず調味料が必要との事で、紅唐辛子、生姜、山奈、木姜子をみじん切りにした後、更に炒ったモチ米を加えて、塩を入れて良く掻き混ぜると俺魚の調味料が出来る。その後、内臓を取った鯉の内部に、この調味料を詰め、その様にして出来たコイを木桶に入れるそうです。その場合に、さらに紅唐辛子片を散らし、塩も加え、矢張り杉の木桶に交互に入れて漬け込む様です。重しをして、蓋をして一か月も経つと食べる事が出来るとの事。

山奈とは、「サンナと云い、インド、マレー原産で中国南部に産するショウガ科の多年草、
日本には江戸時代に渡来し観賞用に栽培されている。」とあります。茎と葉も入れる様です。

「百度」より、これが山奈。

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木笙子とは、クベバ又はヒッチョウカと云いクスノキ科に属し、その実を調味料として使うとの事。 「百度」からのの写真。

木姜子

現地での、食べ方としては中国語で云う所の温火(注:とろ火で煮込む)、油煎(油を加え弱火でじっくり炒める)して食べるのが一般的の事です。残念な事には、私は湖南省の苗族の俺魚をこの目で見た事はありません。それでその写真もありません。

改めて思う事は、貴州省では、料理に際して、いかに唐辛子を大量に使うかと云う事です。このテレビ番組で見る限り、ここで紹介された湖南省の苗族の馣魚は、貴州省に比べると左程多く唐辛子を使いません。

 

貴州の料理はなぜ辛いかhttps://nihaocn.exblog.jp/12089821

 



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