中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

木の皮、南瓜の蔓、バラの花

2016年09月11日 | 少数民族の食べ物

雲南省の一部の地域では、木の皮や南瓜の蔓やバラの花も食べらている様です。大理市の農貿市場と呼ばれる市場には、木の皮、南瓜の花、南瓜の蔓や茎、バラの花等が売られています。

バラの花は一斤20元との事でした。大理では卵と一緒に炒めて食べるのが一般的との事です。カボチャの花やつるを売っている人に聞いたところ、カボチャの花も卵と炒めて食べるとの事でした。カボチャの茎は炒めて食べるとの事です。カボチャの茎やつるの部分は、素食の店で食べた事がありますが、やや苦みがあり、シャキシャキした歯ざわりで、意外に美味しいものです。

 

大理市の市場では、この様にカボチャ、カボチャの花、カボチャの茎・つるが売られています。カボチャの花は、まだ食べていないのですが機会があれば是非とも食べてみたいものです。一体どんな味がするんでしょうか

 

カボチャとカボチャの花。

 

カボチャの蔓の炒め物。赤いのは唐辛子。カボチャの蔓の炒めた物と云うのは生まれて初めて食べましたが、やや苦みがあり、結構美味しい物です。貴州では農貿市場等でカボチャの蔓を売っていたか思い出せません。日本ではカボチャの蔓や茎を食べる地域はあるんでしょうか

 

 

 

市場で売られているバラの花。卵と一緒に炒めて食べるとの事。値段を聞いたら一斤(500G)20元との事。


食堂の店頭に並ぶ木の皮。バラの花。店頭に並んでいるバラの花は大分鮮度が落ちているのがわかります。市場で売られているバラの花と比らべると色合いが随分と違います。


市場で売られている木の皮。新鮮な物は、このまま生でも食べるとの事。

 

木の皮は、この様に炒めて食べる様です。また、サラダのようにして生でも食べる様です。このブログでも紹介した事のある大理古城内にある愛蓮説と云う素食(注:中国語で素食とは精進料理の店の事です)専門の店がありますが、この店ではカボチャの蔓の炒めた物やこの様に木の皮もメニューにのります。サラダの様にした木の皮も食卓にのります。

 

雲南省や貴州省では、様々な虫類も食べられますが、こうして見ると人類は、以前はその地域にある食べられる物は何でも食べたと思います。このブログで、もち米を主食とするトン族の事を取り上げた事がありますが、日本ではもち米を食べる理由の一つとしてネバネバを好むと云う様な説がある様ですがその昔は、その様な選択の余地は無く、その土地に生える物、生息する物の内で食べる事の出来る物は、なんでも食べたと思われます。大理市巍山県の特産の一つにイナゴがあり、イナゴは貴州省でも食べますが、思うにその昔は食べられる物は、選り好みする事なく何でも食べたと思われます。貴州省の一部の少数民族は、ネズミも食べます。

 大理古城内にある愛蓮説美味素食の店には、他では食べる事の出来ない料理が時々並びます。また、大変美味しく、値段も手ごろでお勧めのお店です。大理古城には、ここ数年沢山の食堂が出来ていますが、大半の店は高いうえ、不味い。ある人に云わせると大理古城内には、美味しい店は無いと言い切りますが、私は、この愛蓮説美味素膳館は例外で、この店を除いては人に勧めるような店は無いと云えます。

 

愛蓮説美味素膳館の夕食は一人20元

 

 

 

 



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