今日の靖国参拝のニュースは、昼の中国中央TV等では大きく報道されています。11時からの中国中央TV9では、冒頭から30分かけて靖国参拝のニュースを報道していました。他の中国中央TVのチャンネルでも、昼のニュースは靖国参拝がトップで、時間もかなりの時間を割いて報道していました。
毎日夜7時から全国ネットで放送される30分のニュース番組「新聞聯報」では、トップのニュースは毛沢東の生誕120周年を記念して、7人の政治局常務員全員が毛沢東記念館を訪れ献花した事、その後毛沢東生誕120周年を記念して開かれた「座談会」に7人の常務員が全員参加した事に次いで3番目に靖国参拝の件が報道されました。
他の中国中央TVの夜のニュースもほぼ同じですが、毛沢東生誕120周年記念関係のニュースに次いで靖国参拝のニュースを取り上げています。
興味深かったのは、外交部の記者会見である記者が「今日は毛沢東生誕120周年だが、日本の首相がこの日に靖国を参拝したが、どのような影響が考えられるか?」と聞いた時に外交部のスポークスマンが「抗日戦争の時期に毛主席は中国は大国であり、中国は最後に勝利を手にすると語った事を思い出す」と述べた事です。もっと別な答えをするかと思ったらそういう答えで、何か的を外された感じでした。
今は中国に滞在中ですので日本の報道の様子はあまり詳しくは分りませんが「これ以上日中関係が悪くはならない」との声も聞かれますがどうでしょうか。
在中国日本大使館も中国在住の日本人に注意を喚起するようにメール送付していますが、いささか心配です。