このブログでも、何度か貴州省や雲南省に住む少数民族の昆虫食については、何度か触れましたが、雲南省保山市や臨滄市等の超市(注:中国語で「超市」とはスーパーマーケットの事)では、イナゴ、蛹、竹虫等の昆虫を炒めた物が売られています。スーパーの食品コーナーで、炒められたいろいろな昆虫が売られているのを見るのは、初めての事なので少し吃驚しました。
これは竹虫と云う竹に寄生する蛾の幼虫で、貴州省や雲南省等では広く食べられています。この様にスーパーで売られているのを見たのは初めての事でしたので驚きました。
こちらは、蛹の炒めた物で、紅いのは唐辛子です。大理市内の農貿市場でも、蛹、竹虫が売られているのを何度か見た事はありますが、この様に炒めた物を大理のスーパーでは見た事は、私はありません。
食品コーナーの一角に並ぶイナゴ等の様々な昆虫。この様な光景は大理市内のスーパーや貴陽市内のスーパーでは見かけませんでした。
大理市内の農貿市場と呼ばれる市場では、蝗、蛹、竹虫等が売られていますが、中国語では「超市」と呼ばれる大理市内のスーパーマーケットで昆虫が売られているのを見たことはありません。貴州省内スーパーでも、私は見かけた事はありませんでした。
保山市の某スーパーでは冷凍されたヤゴ、蛹、蜂の子、竹虫、金蝉等の様々な昆虫が売られていました。思うに自宅で調理すると思われます。
冷凍された状態で売られている竹虫、蜂の子、蛹。
こちらは、ヤゴ(トンボの幼虫)。その隣の昆虫は金蝉と呼ばれる蝉の幼虫。
以前と比べれは昆虫を食べる機会は減ったとの事ですが、この様にスーパーにも様々な昆虫が並んでいるところを見ると、雲南省の一部の地域では今でも結構昆虫は良く食べられている様です。