雲南省麗江に住む少数民族の納西族にも紙漉きが伝わっているそうです。納西族が漉いた手作りのその紙は、「東巴紙」と呼ばれているそうですが、その紙の用途は、昔は主に「東巴経」の写経の為に用いられていたそうです。
雲南省麗江は世界遺産にも登録され、国内外から訪れる観光客は今では年間優に1500万人を越えるとの事ですが、近年は麗江を訪れる観光客向けに「東巴紙」で作ったノート、メモ帳、日記帳、カレンダー等様々な工芸品、雑貨品も作られているようです。
麗江に住む納西族が作る「東巴紙」の原料。中国語では「荛花」。日本語ではキガンピ、キコガンピと呼ばれる植物の樹皮が紙漉きに使われるとの事。
雲南省の昆明市内には、「東巴紙」を専門に扱う店もあります。
「東巴紙」で作ったメモ帳、ノートやテッシュペーパー入れ等色々な手工芸品も作られています。
店内には、東巴紙で作られたカレンダー、包装紙等も並んでいます。