野の花だより

日々のささやかなこと*好きな音楽*のんびりと

泣き虫

2016年06月02日 | あしあと
年令とともに
ますます
涙もろくて
不意に涙が込み上げるので
外では困ってしまいます(^-^;

毎年
この季節になると
軒下につばめがやってくるところがあります。
今年も会えました。
かわいいこつばめが
大きくお口をあけて
いっせいに首を伸ばす様子は
なんとも愛らしくて
そして
せっせとエサを運んでくる親鳥は
ひたむきで
なんだかいじらしくなるほどです。

昨日のこと。

巣を見上げると
どうやら
巣立ちのときを迎えたらしく
巣はからっぽ。
もう一度、会いたかったなぁ
さみしいなぁ
って思っていたら

あれ?

たった一羽のつばめが
なんども巣にやって来ては
また離れ
また巣にやって来ては
また離れ


もしかして
みんなとはぐれたの?

そう思って見ると

つばめは
ものすごく心もとなさそうな
ものすごく焦って切羽詰まっているような
そんな様子に見えてきました。

本当のところは
わからないのです。


もしかして
一羽だけ
みんなからはぐれてしまったのかも

これから
どうするんだろう
一羽で海をわたるの?

思いがめぐってきて
涙がこみあげてきました。

胸がしめつけられるように
なんどもなんども
巣にやって来ては、離れ
弧を描くつばめを
見上げていました。