黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

自分の評価は自分がするものじゃない

2009年07月26日 | はるの成長日記
私は、平日の昼間はフルタイムで働きながら、
平日の夜にコーチングのセッションをして、
土日を使って、自分の学びを深めたり、
セミナーを開催したりという生活をしています。

だから、スケジュールの都合上、
平日の昼間のセッションをお受けできなかったり、
夜のセッションもお受けできる人数が限られてしまっていて、
申し訳なく思うこともあります。

昼間のお仕事も、
私自身、今までの職場の中で最高の環境だと思っていますし、
仕事の内容にも満足しています。

私のこのような状況をお話しすると、
皆さん、一様に驚かれるのですが、
私自身は心のどこかで、
コーチとして独立されている方のほうがすごいなぁと思っていました。
なので、あんまり昼間の仕事のことには触れずにいたのです。

そんな私の価値観を一変させてくれた出来事がありました。

コーチングのセミナーを開催した後、
仲間内のコーチや参加者の方と打ち上げをしていた時のことです。
あちらこちらで、話が盛り上がっていたのですが、
私が昼間の仕事の話をしたとたん、
「えっ?昼間はフルタイムで別のお仕事をされているんですか???」
と、隣のグループでお話をされていたセミナーの参加者の方が、話題に飛びついてこられたのです。
「それって、すごいですよ!」
「すごいですか?」
「今日のコーチングのお話もすごかったですけど、それだけもすごいのに、
他にもお仕事をされてるなんて、すごすぎっ!」
と、多大なる承認をいただいたのです。
「え~、だけど、コーチとして独立されてらっしゃる方もいますし、
そちらの方がすごくないですか?」
という私に、
「だけど、はるさんは二つの仕事をどちらもちゃんとこなしてらっしゃるわけでしょ?」
「えぇ、まぁ。」
「おまけにお子さんもいらっしゃって、子育てもしてらっしゃるなんて、
こんな細い体ですごいわぁ~!!」
と、すっかり私は『すごい人』になっちゃいました(笑)

その方は、コーチとしての私も認めてくださっていましたが、
私が別の仕事を持っていると聞いて、
私への承認は2倍か、それ以上になってしまったようです。

あぁ、自分の評価は自分がするものではないんだな。
それは、周りにいてくださる皆さんがしてくださるものなのだ、
ということを改めて感じた出来事で、
何年も前のことですが、その時のことは、今もしっかり胸に刻まれています。

私のクライアントさんでも主婦の方はいらっしゃいます。
皆さん、口をそろえて「私は主婦だから・・・」となぜか下降線モードでおっしゃいます。

「コーチングっていっても、周りの人はみんな知らなくて・・・」

そりゃそうでしょう。
以前と比べて、ずいぶん広がってきたといっても、
コーチングはまだまだ最前線だと思います。
みんなが知っていることをやっていたら、
みんなと同じにしかなれません。

コーチをつけている主婦。

むっちゃかっこいいと私は思います。

セミナーに参加している主婦。

これもまだ少ないでしょうね。
だって、私のセミナーにいらっしゃる方も、
セミナデビューの方、多いですもん。

だけど、その一歩を踏み出すか、踏み出さないか。

それで人生が変わることもあると思うのです。

あなたを評価するのは、あなたではありません。
他の価値観に触れることで、あなたの世界もひろがるのです。