西京極 紫の館

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戦国武将の御宅拝見 - 豊臣秀吉 / 大阪城 -

2009年06月03日 19時30分11秒 | お城探訪
写真:極楽橋から天守閣を望む

所用で大阪へ行ったついでに大阪城公園に足を伸ばしてみた。
天守閣が改修されてから来てないから…十年振りくらいかな?

正面入口・大手門から入るのが普通だろうけど
今回は敢えて勝手口に当たる青屋門から入城。
大阪夏の陣の折、秀頼や淀殿が自刃した山里曲輪(くるわ)を通って
極楽橋を渡ると、天守閣の真裏にいきなり出る。
大阪城天守閣(裏)
ど~ん!大迫力です!
屋根や外壁が改修されてとても美しくなった大阪のシンボル。
その周囲を回って正面に。
大阪城天守閣(正面)
大阪城を建てたのは言うまでもなく豊臣秀吉だけど
(建てたのは大工さん、とかいうボケはさておき…)
一度は家康に、そして米国空軍に、と二度焼かれ、今の天守はコンクリ製。
それでも綺麗なデザインには違いない。

天守閣を後にして桜門へ向かう。
桜門の手前(桜門から天守に向かった場合は入ってすぐ)にある大石。
蛸石と呼ばれる枡形。

大阪城の中にある石で最も大きく、高さ5.5m、長さ12m弱。
一緒に写ってる人と比べるとその大きさが分かると思います。
築城の際、備前国から池田忠雄が運んだそうです。池田君、ご苦労様。

正面玄関にあたる桜門をくぐって空掘を撮影。

大阪冬の陣後に、徳川側の「外堀埋めるからね」という和議条件を飲んだところ
この内堀まで埋め立てられ、約束が違うと豊臣側が抗議したが、
「外堀って言ってないも~ん、惣(総)掘りって言ったんだも~ん♪」
と切り替えされたとか…
この掘が残ってたら、この石垣を登るのは大変だっただろうね。
桜門から天守を望む
桜門を抜けると豊國神社がある。
豊國神社が祀っているのはもちろん豊臣秀吉公。
逆光でよく分からないが秀吉像
京都の東山(京都女子大の隣)にも豊國神社があるが、
京都の方は秀吉のみ祀られているのに対して、
大阪の方は弟・秀長と息・秀頼も合祀されている。
お参りすると出世と開運が約束されるらしい。
出世はどうでもいいけど、運はあった方がいいのでお参りしました。パンパン☆
お参りを終わって、本殿の右手になにやら意味ありげな石を並べた石庭を発見。
神社内の秀石庭
写真をとってみるとなかなかイイ感じの庭に見えます。

神社を出る時にもう一度、秀吉像をパチリ。
秀吉像の目線の先にあるのは大阪城天守閣。

死後、徳川家に愛息・秀頼を討たれ、政権も奪われた秀吉。
ご自慢の城を見据えるその目は、何を想う。

大阪城を勝手口から探訪してきたが、ようやく正面までやってきました。
大阪城で現存する最も古い建造物、重要文化財・多聞櫓。

多聞櫓を抜けるとあとは大手門を残すのみですが…
大手門にはいくつもの鉄砲挟間が開いています。
大手門の鉄砲挟間
覗いてみましょう♪
覗くとこんな感じ
ここから大手門に攻め寄せる敵勢を鉄砲で狙い撃てば一撃ですね。

最後に大手門から見た大阪城天守閣。

大手門で中国人らしき観光客の団体が記念写真を撮って騒いでたけど、
この城の主だった秀吉って、朝鮮を足がかりにして
アンタらの国まで攻め入るつもりだった事、知ってるのかな~
…なんて思ったりして。

久し振りに観た大阪城は、なかなか良かった。
また機会があれば近場の彦根城や姫路城へも行ってみたいな~。


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