オオヤマレンゲの花
数年前に隣町の公園で撮った写真、
オオヤマレンゲの表示が有ったので信じて疑わなかった、
ところがよくよく調べてみると
上の写真の花は正確にはオオバオオヤマレンゲと言う
近似種だそうだ、
だが一般には近似種も含めて
庭木などに植えられている種類も
オオヤマレンゲの名で取り扱われているということだ、
日本が原産のオオヤマレンゲ(大山蓮華)は
紀伊半島大峰山系の八経ヶ岳付近に自生する
ことで知られている、
これは国の天然記念物に指定されている、
花弁が純白でいい香りを放ち
うつむき加減に咲く花は清楚で美しく
❝天女花❞の別名を持つ、
10数年前に山岳雑誌でこの花の写真を見て以来
ずっとこの花を見に行きたいと思い続けていた、
幸いなことにこの地には
会社を定年退職してから
熊野古道の❝語り部❞となって活動している
同級生がいる、
彼が健康なうちにとの思いを抱いていたが
不幸にして昨年亡くなった、
自生地は標高1,500メートルほどの
山岳地帯である、
2泊の予定を組めば見に行けないこともない、
だが今となってはそれだけの気力がない。
八経ヶ岳のオオヤマレンゲ