我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

伊美神社(いみ、、、、)

2024-02-17 07:03:06 | 写真 及び絵画

純白の神職の衣装に身を包んで

恭しく祭壇に祝詞を奏上する風景、

都会ではあまり見られない

懐かしい風景である、

どんど焼きの火をつける前の

五穀豊穣、家内安全のお祈りであろうか?

この写真は

国東半島伊美町の伊美神社前の空き地で

行われていた祭事を撮ったもの、

捨てがたくアップした、

神主の後ろには住民十数名が

慎ましく首(こうべ)を垂れていた、

この日国東を訪れた目的のひとつに

半島の沖合に浮かぶ姫島に渡ってみたい

と言う希望もあった、

というのも

この島には子供たちが白装束に身を固め

狐のお面をかぶって踊るお祭りがあると聞いて

それが永い間私の憧れになっていた、

この町の港からフェリーが就航しているが

渡るには時間が足りない、

せめて港を確かめるだけでもと来た、

フェリーの着岸を見た帰りの道すがら

写真の風景に出くわしてシャッターを押した、

序(ついで)にこの神社には珍しいものが

祭られているの言うので案内役の義弟に従った、

それは本殿から少し離れた木立に囲まれた

一角に粗末な社が建っていた、

社(やしろ)の前には高さ1メートルほどの

御影石の鳥居が3基、

下はコンクリートで固められ参道になっている、

だがこの鳥居はどう見ても

腹ばいでなければ潜(くぐ)れない、

潜った先の薄暗い社の中には世にも珍しいご本尊、

日本三大珍宝だと称する石で作られた珍宝のご本尊が

そそり立っていた、

安産や子育てなどを祈願するご本尊であろうが

それを確かめもしないで

2礼2拍1礼してからカメラに収めた、

またこの神社前の参道には石造の太鼓橋が有って

昔の石工の技を保存していた。

             フェリー・ひめしま丸 

 

          三基の鳥居とご本尊

                石造の太鼓橋