我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

オニユリ

2024-07-13 10:27:25 | 花 及び植物

カカ様の❝ご飯だよう❞の声を聞いて

草取りを中断して庭にある流し台に向かった、

洗うべき腕をふと見ると肘関節付近が

赤く染まっている、

視野の定まらない目には一瞬

血に見えた、

だが花粉だった、

❝あれ こんな花粉を持つ花が有ったっけ?❞

と振り返ってみるとプランターで成長した

オニユリが一輪

茎が倒れ掛かるような状態で咲いていた、

知らぬ間にこれに触れたに違いない、

添え木して真っすぐ立てようかと思ったが

脳裏を過ったのは

真っすぐ立ったオニユリより

斜めに咲いたオニユリの方が

オニユリらしい気がしてやめた。

そこで一句

 

❝小オニユリ 倒れ掛かって 咲きにけり❞

 

あるがままに。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿