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FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

パイオニアは大変なのだ

2006-09-25 08:00:21 | 航空機から
何事も、他人より先にやることは桁違いに大変である。

ということで、何事も要領がよくなると、パイオニア(会社でない)の
失敗点を研究して改良すると、信用も失わず、開発費が少ない分、
コストも下がり、売れ行きも、まぁまぁということになる。

さて、ここに2機並べてみた。
現在、必死に改良が進んでいる、エアバス社のA380
もちろん、お手本はこのサイズ機で唯一、35年間君臨したパイオニアの
ボーイング社のB747、通称 ジャンボ機。

それにしても、ジャンボだって 今でこそ安定しているか゜、
発売初期の頃は大変だった。
とにかく、アメリカ西海岸まで余裕で直行可能だった性能が、
エンジン推力不足(実は設計予定総重量もオーバーして、
社内で懸賞金まで掛けて重量削減を図ったそうだ)
によりハワイが限界で、風によってはウェーク島寄航の可能性も
あったくらい航続距離が確保できなかったそうだ。

で、就航済みの航空会社がやったことは、旅客定員をあえて抑えて
少しでも重量を抑えてハワイまで就航させていたとのこと。

といったギリギリの選択を迫られた時代もあったのだ。
(もちろん、エンジンメーカーと共同で改善された。)

ところで、この飛行機にも競争相手がいた。
40年前の話にさかのぼるのだそうだが、アメリカ空軍の輸送機仕様の
コンペに出場。 落選してしまったのだ。

でも、ここからがすごい。
この飛行機に目をつけていた航空会社がいた。
パンアメリカン航空(俗にパンナム)
今後は、一般の人も海外への行き来が増えるだろうと予測。
それまで就航していた機体輸送力を、一気に2倍にできる機体に
目をつけたのだ。
(いつの世もだが、こんな計画を業界では冷ややかな目で見てたそうだ...)

とにかく、契約成立で、旅客機に転用したジャンボ機製造が決定した。
  
でも、狙いは当たっていて、おらみたいなボンビー人でも海外に
行ける様になったのは、このジャンボ機が出現したため可能になったのである。
(今は無くなってしまったが、パンナムには感謝しなければいけない。)

さて、A380は出場前から色々と大変みたいだが、こんな苦行も、時間がたてば
忘れてくれる日があるのだ。..という機体になることを期待するのであった。 
  

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