FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

太平洋ひとりぼっちなのだ

2006-06-08 07:55:51 | 航空管制技官的FS

360度見渡しても、海と空の区別もつかない。

ここは太平洋。  
しかも、陸地から離れている。

さて、こんなところで、どのように飛行機は飛ぶのだろうか。

まず、自分の位置が分からないと、話にならない。
現在は、INSという機械が搭載されている。 (理屈は、あえて説明しない。 )
この装置の元祖は、ミサイルがチャンと、目標に到達するようにするために、
開発されたものだ..(第2次世界大戦中には、実戦に使われていた...)
その前はと言うと、 ロラン、デッカ、オメガ と呼ばれるもので、
船舶が、電波を使って位置を探し当てるシステムを、拝借していた。

(これも、元々アメリカ海軍用のシステムである。 
それを、民間用に転用しただけである。  
そういえば今日の GPS も、同様である...)

では、太平洋は広いから飛行機は、どのように行っても良いのか?

答えは NO。
チャンと、航空路が設定されている。
INSとGPSで出てきた位置情報は、航空路上にある、
位置通報点と呼ばれる場所で、国際対空席と呼ばれる。
管制官にHF(短波)を使って、パイロットが通報しなければいけなかった

(もちろん呼び出して、音声でね...)
管制官は、レーダ監視ができないので、これが唯一の、監視DATAだったのだ。

ところが、こんな旧態的な管制方式も、つい最近、変わったのだ。
それは、衛星通信システムの運用が、始まったことである。
管制官は、衛星経由にて、航空機の位置情報を確認できる

(航空機にも、衛星を通して、データーのやりとりができるようになった。)


さて、FSは、どうだろうか?

実は、航空機により少々異なる。
基本的には、GPSが付いてるので位置は分る。
しかも、位置通報はしなくて良い。(通報点がない。)
だけど、管制から時々連絡がくる。
悲しいことにVHFだ..
(現実には、見通し範囲程度しか、電波は届かない。)

とりあえず、 FSは、以前から、衛星通信の、自動通報を行っていると
解釈すれば、若干道理が合う。
(しかも、音声 プラス 日本語翻訳表示機能つき である。)

マシーン物の話は、ここまでだ。
  
そういえば、月がでてる。
これでも、訓練すれば、雑だが位置がわかる。
昔の人は、天測が基本だったんだから。 


最新の画像もっと見る