FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

727ではないのだ

2006-12-29 20:52:56 | 航空機から
今日はよく似た機体の話なのだ..

といっても、ここはロシアのモスクワ...
ここに来ると、何とも3発エンジン機ががんばっている。
AI機を設定したら、ツポレフ154が結構待機しているのだ。

まぁ、おらも素人に毛が生えた程度だけど、この3発機は
ここ10年で急速に姿を消しつつある。
原因は2発機の台頭...
何セ、4発エンジン機も怪しい雲行きなのだ...

という、1時代にがんばった3発エンジン機はロシアに行くと
どうやら今でも現役らしい...

ところで、手前の中国民航機とは、現在の中国国際航空あたりの
母体になった航空会社で、中国は、改革開放路線に転換する以前は
ここ1社で飛行機を飛ばしていた...
まぁ、ソ連時代のアエロフロートみたいな会社だ。
現在は、方面別に解体.. 
日本で言うと、旧国鉄がJR6社に分割したのと同じ感じである。

さて話は戻るけど、なんとなく違いがあるのに気がつかれましたか...
この機体は西側開発機体だったりする。

その名は デハビランド トライデント機 何とも、あの727と同じ頃に
出現した機体だ。
と言うことは..3つ巴の戦いだったのか..

売れた機体数は 西側では727が多かった。
ちなみに 東側は ほとんど154なんだけど..
ただし、東側陣営の中国はトライデント機を採用した...

ところで、トライデント機は金字塔もある。
濃霧時でも着陸可能にするために、今日では標準搭載されている
自動着陸装置..FSにもついている...
を、世界で初めて自動着陸に成功して実用化した機体なのだ。

何せ、イギリス製なので、ヨーロッパで使える機体という
設計思想は色々と感じとれる。
でも、数はそれほど売れなかった...
後日談の理由はいくつかあるみたいだが、
最初に購入してくれた BAE の仕様で、予定よりも若干小型に
作ってしまったという事が書かれてあった...

当時は、年々搭乗客が増えてきている時代で、同じくらいの機体なら
大きめの機体で定員の多い方が良いと判断した会社が多いみたいだ。

時代というのは..本当に何がどう当たるか..
解らない物だと思うし、技術に自惚れると、営業がおろそかになるし
営業が自惚れると、技術的要素が欠けてくるし..

まぁ製造物に過ぎないけど、三様の生き様見たいな物を、
今日感じさせてくれるという、一時代を築いた中型3発機なのだ。


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