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いつも、気まぐれテーマなおらの日記は、準備もほとんどしないし、
毎朝ピント来たものしか、書かない。
なかなかテーマが無くならないものだ。
ちなみに、書きたいと思っているものは、現在メモ帳に30テーマほど
あるけど、単に朝書きたいと思わないだけだ。
(たまに、おらの脳みそにトリガーパルスを挿入する知人もいますけど...)
という、今朝も準備もしないテーマから。
航空無線とは、飛行機と地上をつなげる連絡網だ。
なんせ、飛行機は電話線を引っ張って飛んでいけないので、
無線を使っている。
しかも、航法といって、飛ぶための位置確認やら、自動着陸など...
まぁ多彩に使われていたりする。
今日のテーマは、そんな一部のみやる。
まず、無線なんて言うけど、電波を使っている。
無線には、音波を使うものとか、光線を使うもの物もある。
光線とかは家にもある。 リモコンが、まさに、この部類だ。
さて、電波だけど、周波数区分で、ある程度用途が異なるので、
その区分で紹介する。
長波(LF) からはじまる。
航空無線では、NDBと呼ばれる航法援助設備に使われる。
ところで、電波航法装置で、VORが位置の確度が高いけど、
主なる理由として受信アンテナの特性が悪いこととかアル。
(他にもあるけど)
でも、メリットもある。
かなり遠隔地でも受信できるのだ。
我が家にもある電波時計は、この長波の周波数を利用して
補正基準クロックを、あなたの腕時計なんかにも伝送している。
あと、水の中もある程度届くことになってるらしいので、潜水艦の通信は
これだったりする。
中波(MF) 厳密には300KHzより上が中波なので、NDB は
コッチの部類かもしれない。
普段、文化放送とかニッポン放送とか聴いている波である。
AMラジオとか言うけど、AMとは、声とか音楽を、電波に変換する時の
やり方を表している。 ザックリだけど、人間が大声で話せば、
電波が強くなり、小声で話せば、電波が弱くなるというものだ。
ちなみに、このやり方は、遠洋漁業無線の通信とか、アナログTVの
映像電波も使っている。
これもザックリだけど、マイクで大声デ叫べば
少しは、遠くに電波が飛ぶ可能性があるやり方なのだ。
(AMラジオ放送は送信出力は一定ですけど...)
TVの映像信号も似ていて、TVに映る人だって、近所の色白美人より、
渋谷のガングロ姉さんの方が電波が強くなる。...
夜間の真っ暗な画面なんて、電波は最高に強力だったりする。
要は、信号識別に、電波の強弱を利用した送り方なのだ。
さてさて、NDBが無い、第2次世界大戦だった頃は、ラジオ局の電波を利用して
ラジオ局に向かって飛行機を飛ばしていた。 ラジオ局は主要な街にあったので
それで街の近くまでたどり着いたら、飛行場を上空から見ながら探したのだ。
現状でもFsには片鱗が残っている。 管制塔の上に回転するサーチライトが
あるけど、それは飛行機にここは空港だと知らせるものだったのだ。
ところで現在のNDBはモルース信号を流すだけだが、音楽を流せば,
ラジオ放送局と変わりはない。後は送信所の位置の問題か...
短波(HF) 短波良い所は、地球の高空にあるオゾン電離層を利用して
地上と電離層を何度も反射しながら、電波を遠隔地に送ることができる。
でも、利用するためには少々工夫もいる。
航空無線だと、洋上通信という、太平洋の真ん中にいる機体との通信手段
で利用されていた....(過去形に、なりつつある。)
ここで使っているのもAM方式の仲間で、SSBという方式を利用している。
この方式は、モロ、音の強弱が送信出力に伝動しているので、
電波の届きが悪いなぁとか感じたら、本気で大声で通信した方がいい。
(MICボリュームとか、機械的に音圧を上げる装置もついてたりしますが...)
短波を利用する、通信や放送は複数波で通信や放送を行っている。
例えば、国内向け ラジオ日経 (元、日本短波放送)競馬中継とか株式市場
中継をやっている所だ。
新聞を見ると、3つ周波数が並んでいる。
ニッポン放送は、ダイヤル1242だけだが...
実は、短波の欠点はここに隠されている。
お空の上にあるオゾン電離層を利用しているため、非常に不安定な受信に
なってしまうのだ。 それを解決するために、この局の場合3XXX、6XXX、9XXX
という波を準備している。
航空無線も同じで、5XXX、8xxx,13xxx,18xxxといった感じで周波数を
準備している。
多分だけど、この波を通信に使う場合、結構大変だと思う。
以前は通信士が、専用に1名乗務してた時代もあったが、
今は、操縦士がこの仕事も兼務。
実際に、受信する側の航空機とかは、この複数波をスキャンしながら、
チェックして通信周波数を決めていたりする。
前回通じたから、今回も通じるとは限らないのだ。
Fsは完全に、この短波を無視しているけど、国際線なんかは、
ボルメット放送とか、カンパニー波とか、 あとロシアの防空識別圏にはいる
ゲートで、連絡をとる場合など、結構使われているはずなのだ。
まぁ、今日は短波までだけど、続きは明日以降にさせていただく。