のりたま日記

平凡な日常でも
 愉しいこと探せばいっぱいあるはず

九州旅行⑤

2014-12-11 | 季節の楽しみ
知覧はもうひとつ
 観光名所があります

 武家屋敷の街並が残っています
  富屋旅館の目と鼻の先です 
  

  700m続く街並で7邸が庭園を開放しています
  他の家にももちろん人が住んで生活されています
  
  どこも手入れが行き届いて
   それはそれはたいへん立派なものですが
   どうも自分のなかに文化がないっていうか
   それ以上でもそれ以下でもなく
   「あぁ~~!!」とただ思うだけでした


   中でも趣のある石の手水には
   お賽銭?が積んであって
   そのお賽銭の量がランキングを物語っていて
   ちょっと可笑しかったです

    ごめんなさい!ほんまに文化がなくて…

  庭園はそんな感じで駆け足で回りましたが
  なんと言っても
  あの石の街並みはやっぱりすごいと思いました
  当時のまま途切れることなく保存されているのは
  珍しいと思います

 それと、最近になって金の採掘場跡が見つかったとか
 
 なんだか、とてつもなく面白いまちです
 歩けば歩くほど、??が浮かんで
 いやはや、一日ではとうてい時間が足りませぬ

  山の上の台地の小さな集落なのに
   裁判所あり、税務署あり法務局あります
    ここはやっぱりなにかある

 再び鹿児島中央駅まで戻って
 毎日ここで桜島をながめているという96歳のおばあちゃんの
 ウンチクを聞きながら
 新幹線までの時間を楽しくすごしました

 鹿児島城のスタンプをゲットできなかったので
 また来なければいけませんわぁ~
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九州旅行④

2014-12-11 | 季節の楽しみ
九州三日目は
 路線バスで知覧へ向かいました

 町中に貼ってありました
 
 知覧出身ですって…
  時の人です!!

 父と一緒に来たかったのですが
 今となってはそれも難しくなりました
 「わしの代わりにしっかり見て来てくれ!」と言われました

 知覧特攻記念館
 
  ゆっくりと見学しました
 
  語り部さんのお話も聞きました
 
 江田島の術科学校と展示してあるものは
 さして変わりませんが、
 海軍と陸軍の違いでしょうか
 こちらの方が、少し目線が低いように感じました

 10代、20代の若い人たちの
 思いが切々と伝わってきて
 涙無しでは見ておられませんでした
 
  本当は
  こんなに軽い一言で
  語れることではありません
 
 特攻隊の三角兵舎が
  外に再現してありました
   
   切ないです
   こんな狭い暗い所で寝起きして飛び立って行ったのですね

   敵に目だたないようにするために2m位埋まっているそうです

 
 いったい町中に何基あるんだろう?
  石灯籠がここまである町を知りません
  この灯籠に火が入ることは近頃はないとのこと
  ちょっと残念な気がします

 そして、今回念願かなって
  お宿がとれました

  富屋旅館(当時は富屋食堂のはなれでした)
  
  
  こちらは映画を期に再現された富屋食堂
  
    あの特攻の母、トメさんの食堂です 
  
 トメさんを慕って、食堂にくる隊員は多かったそうです
 トメさんは少しでも安らぎの時間をと
 食堂の離れと称して、ここを借りて隊員に開放していたそうです

 戦後、慰霊に訪れる遺族の宿泊のためにと
 買い取って旅館としたそうです

 元はお医者さんの別邸だったとか
 大きな建物です

 今は、トメさんの孫(亡くなった)のお嫁さんが
 引き継いでいます
  
  めざしはこちらではがらんつと言うのだそうです
  朝食のあと
   いろんなお話を聞かせてくださいました

  今、ここが残してある意味。
  
   背景が戦争だった!とか
   洗脳されてた!とか
   今とは時代が違う!とか

  いろんな考え方があるでしょう
  でも
  ここに座ってみて、感じたことは
  彼らが国を思って飛び立って行った気持ちを
  純に受けとめてあげたいと
  思いました
  
  これから私たちが行くべき方向を
  再認識させてもらった気がします

  辛抱。死語にしてはいけませんね

  思いやりではなく思い合い。ですって
  
  前夜はその娘さん(トメさんのひ孫)がお世話をしてくれましたが
  彼女がこれまた楽しい人で
  満足度120%のお宿でした
コメント (4)
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