第15回 ふれあい体操実践研修会 知多市で開催

2015年07月19日 | ふれあい体操研修会

7月19日(日)、知多市の勤労会館で、ふれあい体操実践研修会
が保護者とその子ども8組を含め、67名が参加して開催されました。
関西や横浜からの参加もありました。参加申し込みが多く、おことわ
りした方、大変申し訳ありませんでした。

  会場は勤労会館内の3階 和室で開きました。 

午前は、丹羽先生から、ふれあい体操の意義について、詳しく話が
あり、とくに身体を動かす体操ではなく、こちらが一方的に行うのでは
なく、やさしく歌いかけながら、包み込むようにふれることが大切であ
ると説明がありました。とくに、本人が気づくように、変化を感じ取れ
るようにふれていくなどの、本体操のポイントが話されました。

丹羽先生 武井先生

午後からは、武井先生から、ふれあい体操の成立の経緯や、音楽と
この体操の関係、歌で覚える効用などの説明がありました。

その後、参加者全員で、ふれあいリラックス体操を実践しました。
保護者と一緒に参加いただいた重い障害の子ども8名が、各グルー
プに分かれ、武井先生の弾く音楽に合わせて、身体の各部にふれる
体操を行いました。

    

    

指、手、腕、肩からお腹、背中などに実際に子どもにふれて、その
感覚を確かめました。
ふれあい体操の様子が動画でみられます→ 

そして、ふれ足体操では、参加者相互に、和室
いっぱいに寝ころがって、足の裏や甲にふれあって、その感覚を実感
しました。

その後、グループに分かれ、参加者どうし自己紹介しながら、ふれ
あい体操を体験しての感想を述べあい、それぞれの職場に持ち帰って
実践したいなど個々の立場での今後の抱負などが語られました。
参加者からの感想として、ふれることの奥深さを実感した。心とのか
かわりを再確認できた。この体操を「生活化」していきたい。なれあい
体操にならぬように注意したい。ことば以外のコミニュケーションの可
能性を知った。人の手がふれると気持ちのよいことが実感できた。
なかには横浜、大阪でも研修を開いてほしい等の感想が発表されま
した。

約6時間半にわたる、研修会でしたが、和室ということもあって、アット
ホームな雰囲気の中で、モデルとしてご協力いただいた子どもさんた
ちも、初めての人たちに身体をふれられても、あまり緊張することもな
く、リラックスした様子が感じられました。
保護者の方がたも、1日ご協力いただき、ありがとうございました。

    《 研修を終えての感想 アンケートより一部抜粋 》

◎よかったこと

実際にお子さんが参加されるとは思わなかったので驚いた。直接触れ
 ることができ、わかりやすくよい経験となった。子どもの反応が返ってく
 るのが嬉しかった。
・自身で体験することでわかることが沢山あった。心の温かさが伝わり、
 安心、リラックスができるなど、たくさんの「気付き」ありがとうございました。
・ふれあい体操を学び、簡単なリラックス方法を知ることができた。これ
 によりボデーイメージも捉えやすいと感じた。
・とても勉強になった。ふれあい体操の考え方、技術の両方とも、私が
 訪問マッサージしている中で考えたり悩んでいることに、とても共通し
 ていて、勉強になった。
・見よう見まねで行っていたふれあい体操の理論的裏付けや意識すべ
 きポイントがわかった。やってもらう体験、モデル児とのかかわりの体
 験も有効だった。
・ふだんの体操はなれあい体操でした。自分にされることで、いろいろ分
 かり今まで一方通行だったものがお互いの立場が分かり、やっと意味
 が私の中で落ちた様です。
・重症児の子の体がのことがよくわかった。呼吸が楽になることに驚き
 ました。自分で体験することでさわって欲しい所がわかりよかった。
 即実践し、子どもとふれあいながら心もつながっていけたらと思います。

〇改善したほうがよいことなど

・できれば同性のモデルがよかったと思いました。
・もう少し、ふれ足、ふれ手の方法を練習してみたかった。
・初参加で、ふれあい体操を職場で実践したいと考えている人には、
 今日の内容だけでは足りないので、次のステップの研修会が必要
 ではと思いました。

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ところで、勤労会館の玄関にあった、「梅子」ってご存知でした?

 梅子ですよろしくね

今回の会場の知多市のキャラクターです。
ゆるキャラグランプリ2014で、総合78位だったそうですよ。