12月3、4日に、今年度第3回「食べる力を育てる研修会」を開催しました。
前回の研修会より2か月弱であったこと、12月という多忙期なため、32名
と通常よりやや少ない参加者で、教室もゆったりした雰囲気でした。
1日目は野村先生が呼吸と嚥下の関係を、玄先生がVFとVE検査、丹羽
先生が食事介助時の姿勢などについて話されました。
昼食時には、2人のモデルの子供さんに参加いただき、実際に食事介助
しながら、その方法や注意点などを、モニターで解説がありました。
2日目は事例検討会で、ひろがりに来ているM君の動画をもとに、4組に
別れ、グループでいインシデントプロセスにより、各自の気づいた問題点
などを出しながら、今後の方向性を話し合いました。
今回は少人数であったため、初めて出会った人も多いなかで、各組ともに
活発な意見が飛び交い、時間も延長して盛り上がっていました。
その後、各グループの代表者が、その内容を発表し合いました。
その後、橋本先生からは静的弛緩誘導法の効果について、その根拠
を、筋電図や心拍数などで測定し、次第に緊張が緩和され、呼吸も
安定する傾向がみられた調査結果を提示されました。
昼食時には、本研修では常連のスーパーモデルSちゃんの食事介助や
静的弛緩法の解説がありました。この研修にはなくてはならない存在で、
その協力度から、モデルから講師に昇格との話もありました。
午後からは、石黒先生の嚥下と舌の役割についての話で、昔懐かしい
オードリヘプバーンの食べるシーンが登場。下顎や舌下部の筋肉の変化
が映像で説明がありました。ただ、若い方には、知らない顔だったかも。
最後は、丹羽先生の実技指導で、参加者がペアになり相互に触れ合い
ながらの実習を行いました。
今回は少人数であっため、インストラクターも個別に対応ができ、参加者
からも、「丁寧に指導いただけよかった」との声が聞かれました。
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