9月28,29日、東京タワーホール船堀で、第44回の
日本重症心身障害学会が開催され、当デイから2題の
発表をしてきました。
2日間で口演発表が134、ポスター発表164、計300題
近く、多くの所属、職種の発表がありました。
当デイの発表は、丹羽が口演発表で
「ふれあい体操と静的弛緩を活用した摂食嚥下支援の
2事例 重症児デイサービスの実践」
経口摂取できなかった2人の重症児に、ふれあい体操や
嚥下に関連する部位への弛緩誘導・活性化により口から
味わう楽しみが引き出された2例を主に動画で紹介した。
石黒がポスター発表
「開設5年半の重症児デイサービス利用児の変化
―ふれあい体操と食支援を主にしたケアの効果―」
お子さんが、当デイを利用してどのような影響があった
か保護者にアンケート調査した結果で、とくにデイ利用の
日に緊張が緩む、機嫌が良い、飲み込みがよくなるなど
の変化が多く、その要因にはふれあい体操が考えられると
の回答が多かったなどを報告した。
多くの発表のなかで、重症児デイサービスからの発表は、
その他に1題のみで、病院や入所施設、療育施設、看護
ステーション、看護関係などが主体でした。
在宅の重症児に関しては、訪問看護の視点からの演題が
多くみられましたが、デイサービスでの支援については、
当デイ以外の発表は、ないようでした。
一方、複数の機関から、「ふれあい体操」を利用した支援を
実践しているとの報告があり、少しずつ認知度が広がっている
との実感があり、うれしく思いました。
ただ、一部では、マッサージの一種として解釈?されて行って
いるなどの報告があり、少し気になりました。
今後、正しい「ふれあい体操」の普及がより大切であると、
感じましたが、今秋から重症児デイネットワークで始まる
地方でのセミナー(下記URL参照)で丹羽らが研修会を開催
することで、より認知度が高まることが期待されます。
http://www.jyuday.net/seminar/