(内容)
23年前の時効事件の犯行は自供したが、老夫婦刺殺事件については頑として認めない松倉。検察側の判断が逮捕見送りに決しようとする寸前、新たな証拠が発見され松倉は逮捕された。しかし、どうしても松倉の犯行と確信できない沖野は、最上と袂を分かつ決意をする。慟哭のラストが胸を締めつける感動の巨篇!
豊川悦司主演で映画化されている「犯人に告ぐ」は観たけど、小説は初読みの作家。
上下巻からなる長編。
上巻は登場人物の誰にも共感出来ず、気持ちが暗くなり、重い感じを受けながら読んだ。
下巻に入ると、最上 vs 沖野の対決が始まり、どんどん引き込まれて行く。
結末はどちらもハッピーではないが、納得の行く終わり方だったと思う。
難しい法曹の世界の話も適度な細かさで説明されていて、わかりやすい。
全体的には好印象。
ただし、満点までにはあと一歩。
映画も観てみたいし、他の作品も読んでみたいと思う。
★★★★☆
23年前の時効事件の犯行は自供したが、老夫婦刺殺事件については頑として認めない松倉。検察側の判断が逮捕見送りに決しようとする寸前、新たな証拠が発見され松倉は逮捕された。しかし、どうしても松倉の犯行と確信できない沖野は、最上と袂を分かつ決意をする。慟哭のラストが胸を締めつける感動の巨篇!
豊川悦司主演で映画化されている「犯人に告ぐ」は観たけど、小説は初読みの作家。
上下巻からなる長編。
上巻は登場人物の誰にも共感出来ず、気持ちが暗くなり、重い感じを受けながら読んだ。
下巻に入ると、最上 vs 沖野の対決が始まり、どんどん引き込まれて行く。
結末はどちらもハッピーではないが、納得の行く終わり方だったと思う。
難しい法曹の世界の話も適度な細かさで説明されていて、わかりやすい。
全体的には好印象。
ただし、満点までにはあと一歩。
映画も観てみたいし、他の作品も読んでみたいと思う。
★★★★☆