(内容)
目を覚ますと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すものだから、驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ」猫は摩訶不思議な物語を語り始めるーこれは猫と戦争、そして世界の秘密についてのおはなし。
これで最新刊の「フーガはユーガ」も含めて伊坂作品完全制覇まであと5作品となった。
その設定から伊坂ワールドが炸裂している作品。
主人公は人間の言葉が話せる猫。
これまで案山子や車が話している作品もあったから猫程度では全く驚かない。
あまり好きじゃないファンタジー系だが、なかなか面白く読むことが出来た。
全体的にやや間延び間があってサクサク読み進むという感じではない。
序盤に散りばめられた伏線を後半で回収していう様はさすが伊坂作品と思わせられた。
★★★☆☆
目を覚ますと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すものだから、驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ」猫は摩訶不思議な物語を語り始めるーこれは猫と戦争、そして世界の秘密についてのおはなし。
これで最新刊の「フーガはユーガ」も含めて伊坂作品完全制覇まであと5作品となった。
その設定から伊坂ワールドが炸裂している作品。
主人公は人間の言葉が話せる猫。
これまで案山子や車が話している作品もあったから猫程度では全く驚かない。
あまり好きじゃないファンタジー系だが、なかなか面白く読むことが出来た。
全体的にやや間延び間があってサクサク読み進むという感じではない。
序盤に散りばめられた伏線を後半で回収していう様はさすが伊坂作品と思わせられた。
★★★☆☆