Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

真夜中のマーチ

2019-01-30 07:39:19 | 読書
(内容)
自称青年実業家のヨコケンこと横山健司は、仕込んだパーティーで三田総一郎と出会う。財閥の御曹司かと思いきや、単なる商社のダメ社員だったミタゾウとヨコケンは、わけありの現金強奪をもくろむが、謎の美女クロチェに邪魔されてしまう。それぞれの思惑を抱えて手を組んだ3人は、美術詐欺のアガリ、10億円をターゲットに完全犯罪を目指す!が…!?直木賞作家が放つ、痛快クライム・ノベルの傑作。


久しぶりの感触をめちゃくちゃ堪能することが出来た!

そうそう、こういう痛快はクライムサスペンスが読みたかった。

個人的に伊坂幸太郎の「陽気なギャングシリーズ」や道尾秀介の「カラスの親指」みたいなクライムサスペンスが大好きである。

読んでいて次から次へと頁をめくりたくなり、ハラハラドキドキする感覚。

この感覚を久しぶりに味わえてとても嬉しかった。

主人公の3人のキャラもそれぞれ際立ってて、それぞれ好印象を持てた。

奥田英朗作品も本作で11作品目になる。

今までハズレもなくて、好きな作家の一人だが、一番好きな作品かも?

何も人生の教訓になることはないが楽しく読める一冊。



★★★★★