(内容)
霊長類研究センター。猿のバースディに言語習得実験を行っている。プロジェクトの創始者安達助教授は一年前に自殺したが、助手の田中真と大学院生の由紀が研究を継いだ。実験は着実に成果をあげてきた。だが、真が由紀にプロポーズをした夜、彼女は窓から身を投げる。真は、目撃したバースディから、真相を聞き出そうと…。愛を失う哀しみと、学会の不条理に翻弄される研究者を描く、長編ミステリー。
久しぶりの荻原浩作品。
読書メーターを始めてから知った作家だが、数多く作品を読んでいて、お気に入りの作家の一人である。
猿(ボノボ)に人間の言葉を理解させるという理系のテーマなので苦手な人も多いかもしれない。
前半は研究内容の説明がちょっとくどく感じてしまい、あんまりのめり込むことが出来なかった。
でも、中盤以降は事件発生とその謎解きがまずまず面白かった。
だが、ハラハラドキドキという感じはあまりなかった。
最後はやや切ない感じで終わってしまい、読了後はこの後がどうなったのかが気になる。
まずまずだが、もう一つインパクトが足りない気がする。

★★★☆☆
霊長類研究センター。猿のバースディに言語習得実験を行っている。プロジェクトの創始者安達助教授は一年前に自殺したが、助手の田中真と大学院生の由紀が研究を継いだ。実験は着実に成果をあげてきた。だが、真が由紀にプロポーズをした夜、彼女は窓から身を投げる。真は、目撃したバースディから、真相を聞き出そうと…。愛を失う哀しみと、学会の不条理に翻弄される研究者を描く、長編ミステリー。
久しぶりの荻原浩作品。
読書メーターを始めてから知った作家だが、数多く作品を読んでいて、お気に入りの作家の一人である。
猿(ボノボ)に人間の言葉を理解させるという理系のテーマなので苦手な人も多いかもしれない。
前半は研究内容の説明がちょっとくどく感じてしまい、あんまりのめり込むことが出来なかった。
でも、中盤以降は事件発生とその謎解きがまずまず面白かった。
だが、ハラハラドキドキという感じはあまりなかった。
最後はやや切ない感じで終わってしまい、読了後はこの後がどうなったのかが気になる。
まずまずだが、もう一つインパクトが足りない気がする。

★★★☆☆