(内容)
欺師から足を洗い、口の上手さを武器に実演販売士として真っ当に生きる道を選んだ武沢竹夫。しかし謎めいた中学生・キョウが「とんでもない依頼」とともに現れたことで彼の生活は一変する。シビアな現実に生きるキョウを目の当たりにした武沢は、ふたたびペテンの世界に戻ることを決意。そしてかつての仲間ーまひろ、やひろ、貫太郎らと再集結し、キョウを救うために「超人気テレビ番組」を巻き込んだド派手な大仕掛けを計画するが…。
好きな作家の一人、道尾秀介。
道尾秀介を知ったキッカケは「カラスの親指」だった。
その続編が新刊として発刊されたので早速読んでみた。
「カラスの親指」を読んだのは随分前だったが、なんとなく登場人物の特徴も覚えていたので入り込みやすかった。
読者を騙す手法は相変わらず上手くて面白く読むことが出来た。
それでも「カラスの親指」に比べればややインパクトが不足している感がある。
もう続編はないのかなあ…
また、「カラスの親指」も久しぶりに再読してみたいと思う。
★★★★☆