(内容)
呪われたトラックBT21号の運転手四人が次々と殺され、史郎が精魂を注いだ新事業も立ち行かない。すべては闇の住人、成沢が仕掛けたことだった。愛する鏡子まで成沢の罠に陥り、史郎は苦悩の選択をするー。一方の琢磨は、現代に残っていたBT21号を手に入れる。「物語」のすべてがつまった圧倒的大作。
呪われたトラックBT21号の運転手四人が次々と殺され、史郎が精魂を注いだ新事業も立ち行かない。すべては闇の住人、成沢が仕掛けたことだった。愛する鏡子まで成沢の罠に陥り、史郎は苦悩の選択をするー。一方の琢磨は、現代に残っていたBT21号を手に入れる。「物語」のすべてがつまった圧倒的大作。
上下巻からなる超大作。
今の池井戸潤の作風からは想像出来ないくらいミステリー色が強い。
読ませる筆力は初期のこの作品でも健在で、どんどん読み進めることが出来る。
終盤には目に涙が溜まるようなシーンもあり、なかなか感動させられた。
父子の強い絆や親子愛、家族愛など色々な愛を感じる作品だった。
そして倫子が実は最終盤でキーマンになるとは?という驚きもあった。
色々と辻褄のあわない部分もあったが、それが気にならないくらい良かった。
これで、池井戸潤作品も完全制覇。
これからは良かった作品をぼちぼちと再読して行こうと思う。
★★★★★
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