(内容)
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。
環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。
環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。
なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。
そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?
「家族」という名の迷宮を描く長編小説。
初読みの作家。
以前から気になってた作家だったが、直木賞受賞を機に読んでみようと思って手に取った。
前半はあまりのめり込むことが出来ず、なかなか読み進むことが出来なかったが、中盤以降に盛り上がりがあり、後半はかなりのめり込むことが出来た。
色んな意味でためになったし、考えさせられる作品だったが、気分的にはスッキリしない。
最後は救いのある結末で終わってたのは良かったと思う。
個人的にはあんまり好きになれない作品。
環菜のその後については気になる。
それと、我聞はいい男だなあーと感心。
こういう気遣いが出来る人が羨ましい。
★★★☆☆
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。
環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。
環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。
なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。
そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?
「家族」という名の迷宮を描く長編小説。
初読みの作家。
以前から気になってた作家だったが、直木賞受賞を機に読んでみようと思って手に取った。
前半はあまりのめり込むことが出来ず、なかなか読み進むことが出来なかったが、中盤以降に盛り上がりがあり、後半はかなりのめり込むことが出来た。
色んな意味でためになったし、考えさせられる作品だったが、気分的にはスッキリしない。
最後は救いのある結末で終わってたのは良かったと思う。
個人的にはあんまり好きになれない作品。
環菜のその後については気になる。
それと、我聞はいい男だなあーと感心。
こういう気遣いが出来る人が羨ましい。
★★★☆☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます