(内容)
大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人の息子。要領も見た目もいい兄、ヘイスケと、ボケがうまく単純な性格の弟、コウスケ。家族や兄弟でも、折り合いが悪かったり波長が違ったり。ヘイスケは高校卒業後、東京に行く。大阪と東京で兄弟が自分をみつめ直す、温かな笑いに満ちた傑作青春小説。坪田譲治文学賞受賞作。
瀬尾まいこ作品はコレがまだ5作品目。
色々読んでみたいが、他にも読みたい作家さんがいて少し後回し気味になっている。
コテコテの大阪スタイルの兄弟の青春群像。
時代背景は2000年頃かな?
多分、阪神タイガースがめちゃくちゃ弱かった頃だと思われる。
各章が兄視点、弟視点で描かれており、それぞれの葛藤がわかりやすい。
しかし、全体的にインパクトは弱く、結末もなんとなくイメージ出来てしまった。
安心感のある小説ではあるが、少し物足りなさを感じてしまった。
興味を惹かれた岡野はその後どうしたのかが気になる。
久しぶりにコテコテの中華料理が食べてみたくなった。
★★★☆☆
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