最後の証人

(あらすじ)
元検察官の佐方貞人は、刑事事件を専門に扱うやり手弁護士だ。
そんな佐方の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。
高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。
男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。世間やマスコミの誰もが、依頼人に勝ち目はないと見ていた。
しかし佐方の、本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。
敗戦必至の弁護を引き受けた佐方に、果たして勝算はあるのか。
やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。

まるで逆転裁判を見てるみたいな感覚やった。

ジャンルは法廷ミステリー。

まさかミスリードが散りばめられてるは思わなかった。

この展開にはビックリして、思わず戻って読み返してしまった。

内容的には重い話やったけど、エピローグは案外スッキリとした気持ちになった。

展開もわかりやすく、読みやすくて、一気に読了。

おっとりした佐方のキャラがもう少し面白く描かれてたら、もっと面白いと思った。



★★★★☆