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できると考えること

2022-12-05 20:05:10 | 窓の扉を開けて
大量行動の原則
 以前、佐藤陽二牧師にふれましたが、ダン・ケネディが、ロバート・シューラーについて述べている文を目にするに及んで、もう一度、若かりし自分の意気込みを思い出したりする機会が与えられました。
 いや、原点に戻らねばならない、と切実に思いましたので、ここにあらためて、皆さんと共有したく思います。

 どういうことかと申しますと、ダン・ケネディは、目標を一つに絞れ、と教えていながら、他方、彼の成功の方策は、「出来ると考えること」で有名なロバート・シューラーの「大量行動の原則」も勧めているところにあります。
 私たちが、目標達成方策を設定した場合、その手だてを一つだけすることで、満足しないで、考え付く方策を十通りも二十通りも実行しなさい、しかも出来るだけ同時に。考えてみたら、その通りで一つだけ選んで実行することは、まだ自分に甘えがあったり、目標の達成意欲が今一だったりし、しかも挫折して、落ち込む状態では、自信喪失どころでなく、自分を徹底して大事にしていないことの証拠なのです。

 そして、解決策を一つにしろ、という風に説いているのですが、まるっきり矛盾だと思いきや、そうではなく、数ある成功方法のなかの一つ、ただ一つは、なんと、「アクションあるのみ」ということだったのです。ご納得頂けたでしょうか。


ミーターの大冒険  第五部  オーロラへ  第3話  相対主義

2022-12-05 19:59:20 | オーロラへ
119第3話相対主義
ミーターの大冒険 
第五部 
オーロラへ 
第3話 

相対主義


あらすじ

 ミーターとイルミナを乗せたファー・スター2世号は、まずルート通りにコンポレロンに到達した。ミーターは、その星の初めての惑星探索を果たした。
 ミーターは、コンポレロンの人々が最古の星の話題に異常な恐怖感を持つのに、ある理由があることに思いつく。
 それは、太古の星についての忌まわしい伝説、地表は放射能で焼けただれているという。

 問題なのは、コンポレロンからオーロラという禁断の星へのルートがわからない。困難に直面した二人(?)であったが、そのとき、突如としてイルミナが「フィードフォアード症候群」に襲われた。ある感応者の精神と繋がる。例の「アール(R)」いわゆる「不死の従僕」の感応の響きであろうか。
 イルミナは彼女の精神感応力を稼働して、ヴァジル・デニアドールという人物の心理に入り込めた。そこでオーロラについての情報と故郷星の恒星系の特異性を知る。
 しかし、その「航海日誌」は、果たして信用できるのであろうか?
 ファー・スター2世号はさらに深宇宙に、銀河潮流に沿って進む。
 データの不一致が判明する。ターミナスの図書館と18000年前の航海日誌にない天体が進行方向に存在した。ミーターは、イルミナの計算能力に「折り込み済み」と答える。その真相とは?
 

119

ミーター イルミナ、この航宙船ファー・スター2世号アルカディアの館に降り立った時より数日前のことだ、例のムン・リ・コンパーさんが、ここのセーシェル星系の大体の座標を教えてくれた時、「ガイア」という天体の位置を、次のように説明してくれた。
 
「シンナックスの先にガイアがある。その向こうにコンポレロンがある。僕の父の故郷。コンポレロンの向こうにあるのが。セーシェル、その先がオーロラ、そしてアルファ。シンナックスの先がシリウス星系だ。」
 こうとも言った。
 「人類の故郷は、きっとシリウス星系にある」ってね。
 そのシリウス星系にはカノープスやシリウスという恒星のあるって言ってた。そこに行くのに、シンナックスを経由するのが一番近いってね。そのシリウス星系にオーロラという故郷の星の候補があるらしいともね。

イルミナ ミーターさん。そうですね。でも例の「航海日誌」でコンポレロンより先のセイシェルを過ぎた辺りで暗中模索になってしまったわ。じゃあコンパーさんのいう通りだと、現在地点の座標がセイシェル星系とシリウス星の境でしょうかね?

ミーター まあ、どうだかね、ターミナス星の地図の表記区分じゃないんだから、相当曖昧であることはよく了解しなくてはならないって言うことだよ。

 アルカディアが言っていた。
 「中心というのはねえ、ミーター、自分を中心と考える人もいれば、向かい合うものの方を中心と捉えることもあるし、全体の中央を中心と考える人もいる。大事なのは方向性ね。もっと正確に言うなら、見たいものを見るには見たい方向を強く意識することなの。何を大事にするかって言うこと」ってね。

 それにコンパーさんでさえも曖昧だ。おそらくコンパーさんの記憶違いか、教えてくれた彼のお父さんも「また聞き」だったとも考えられる。何が真実であるかは、このファー・スター2世号のコンピューターに任せるのが無難だね!

イルミナ ふう、言って見れば、哲学者の私にしてみれば、「相対主義に徹することも時には必要」ってことかしらねぇ!

 ミーターさん、例の星からの通信が強くなって来たみたい。ファー・スター2世号の照会メッセージに応答してきて、通信を要求してきたわ。

ミーター 普通通信に切り替えてくれ。俺が直接傍受する。いよいよ待ちに待った時が来た。ハニスさんがなし得なかったことを俺がする時が来た。

イルミナ 了解しました、ボス!
 えっ!ハニスさんがなし得なかったことですって!

yatcha john s.

Photo  いずれ起きようとする天の川銀河とアンドロメダ銀河の衝突融合の想像図。


ミーターの大冒険 第五部 オーロラへ 第2話 異常な天体、発見!

2022-12-05 04:58:13 | オーロラへ
118第2話
ミーターの大冒険 
第五部 
オーロラへ 
第2話 
異常な天体 発見!

あらすじ

 ミーターとイルミナを乗せたファー・スター2世号は、まずルート通りにコンポレロンに到達した。ミータは、その星の初めての惑星探索を果たした。
 ミーターは、コンポレロンの人々が最古の星の話題に異常な恐怖感を持つのに、ある理由があることに思いつく。
 それは、太古の星についての忌まわしい伝説、地表は放射能で焼けただれているという。

 問題なのは、コンポレロンからオーロラという禁断の星へのルートがわからない。困難に直面した二人(?)であったが、そのとき、突如としてイルミナが「フィードフォアード症候群」に襲われた。ある感応者の精神と繋がる。例の「アール(R)」いわゆる「不死の従僕」の感応の響きであろうか。
 イルミナは彼女の精神感応力を稼働して、ヴァジル・デニアドールという人物の心理に入り込めた。そこでオーロラについての情報と故郷星の恒星系の特異性を知る。
 しかし、その「航海日誌」は、果たして信用できるのであろうか?
 ファー・スター2世号はさらに深宇宙に、銀河潮流に沿って進む。
 データの不一致が判明する。ターミナスの図書館と18000年前の航海日誌にない天体が進行方向に存在した。
 

121

ミーター イルミナ、ファー・スター2世号のコンピューターには進行方向にある天体が表示されてある。しかも警告音だ!

イルミナ ミーターさん、私のデータと「航海日誌」は同じようになっているのに、おかしいわね。

ミーター ここは、お前のデータと「航海日誌」には悪いが、ファー・スター2世号の方を信用するっしかないね。
 なぜ、食い違っているかが問題だ!

イルミナ そうね、18000年前にはなくて、最近にできた星っていうことかしら!どっかからやって来た天体?それもその恒星とセットで人類住居可能な惑星!驚きだわ!
 ミーターさん、そうね、新たな情報をキャッチしはじめたわ。
 異常な電磁波!この恒星ローカル・バブルはとても小さいが波を打つように縮んだり、膨張を繰り返しているわ。
 惑星は住居可能。十分な酸素も大気も海洋も陸地にはジャングルまであるわ。
 ターミナスより少し寒く、コンポレロンよりは少し暖かい。恒星のスペクトラムは黄色というより、黄金よ。
 ミーターさん、この星が禁断の惑星かしら?
もしかしたら「アタカナ」ってことはないわよね!

ミーター そう先を焦るな。予断はよくない。ここはデータを忠実に受け止めることが肝心だ。

イルミナ それはそうだけど、私としたことが恥ずかしいのよ。また自信喪失だわ。ごめんなさいね。

ミーター 全然気にしなくていいんだ。これは折り込み済みだからな。

イルミナ まあ!

ミーター そうふくれるな!問題は、この天体が何であるかだ。オーロラだったらしめたもんだ。オーロラじゃなかったら、何なのかを探るしかないね。なんか手がかりとなることはないか、イルミナ?

イルミナ ミーターさん、また例の手を使ったらどうかしら!住居可能惑星だったら人間か、知的生物がいるんじゃない。それだったら感応交信できますからね。

ミーター そうしてくれ。

イルミナ ミーターさん、驚きよ!すぐ来たわ!精神感応通信でね!一般の人間とは違う反応よ。

ミーター まじかよ!立て板に水って、ホントにあるんだな!


yatcha john s.