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復興状況(1)

2019-05-08 11:00:00 | 北秋田市議会
【令和元年5月8日(水)】


元号が変わり初めてのブログになります。

大型の連休も終わりました。

ブログを見て頂いている方はどのように過ごされましたでしょうか。


私は連休の前半は行事がありましたが、後半は自分の時間を取ることが出来ましたので、毎年訪れている【東日本大震災】の復興状況を確認しに少し遠くまで出かけました。


まずは名取市にある「閖上地区」。

閖上地区には以前2度訪れていますが、直近では4年くらい前になりますので久し振りとなります。



この名取市では震災時に944名の方がお亡くなりになっています。

閖上地区はその中でも海に近い住宅地で多くの方が犠牲になってしまいました。








この高台からは全方向、被災した状況を見渡せることができ、大津波で流失した、閖上湊神社と富主姫神社を祀っています。


旧日和山公園の日和山に登ると周りはこのように見えます。











住宅地であった場所はこのように更地になっています。

ここの住民の方は高台に宅地移転されていますので、4年前とほとんど変わりありません。


そしてこの近くに、このような慰霊碑があります。




慰霊碑左右の芳名板には、碑文とあわせ、震災により犠牲になられた944名の方の御芳名が記されています。

2014年に建立されたものですが、塔の高さはこの地における津波の高さに合わせたものになっています(8.4メートル)。


そして、前回訪れた時には無かった石碑が立っていました。




2017年に現在の天皇、皇后両陛下が皇太子さま、皇太子妃さま時代に閖上地区の被災者と交流され、2018年1月の「歌会始の儀」で被災者への思いを詠まれた歌を後世に残そうと整備中の震災メモリアル公園に歌碑を建立され、このほど完成されたそうです。

歌碑には皇太子さまが詠んだ「復興の住宅に移りし人々の語るを聞きつつ幸を祈れり」と、皇太子妃雅子さまの「あたらしき住まひに入りて閖上の人ら語れる希望のうれし」の2首が刻まれています。








元号の変わる年に完成されたこの歌碑、地域の人の励みとなり復興が進むことを切に願うばかりです。


近くには昔から名の知れた「朝市」があります。

震災後はプレハブでの営業でしたが、現在はこのようになっています。




きちんとした施設があって多くの店舗が営業してました。また浜焼きなどができるスペースがあり、連休中ということもあり多くの人で賑わっていました。

元気を取り戻しつつある感じがした名取市閖上地区でした。