防災カレンダー
千葉県北西部
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石川県金沢市南部~白山市方面
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千葉県北西部
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石川県金沢市南部~白山市方面
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先日のことです。その日は用事があっていつもより早い時間に自宅から駅に向かって歩いておりました。
すると向かいから高齢の女性が歩いて来た女性とすれ違いました。私はその女性に少し違和感を感じました。
一つにその助成はパジャマ姿にガウンをはおった姿であったこと。
もう一つに心ここにあらずという歩き方であったこと。
その道は歩道もない狭い道ですが、バスの通り道で交通量もおおい通りでした。ですからその道を歩くのは誰しもある程度緊張して歩いているのですが、その女性は違っていました。
私は振り返ってその女性を見ました。
ちょっとフラフラと歩きながら、時々電信柱に書いてある看板を不思議そうにみながら、それでもゆっくり歩いています。
そろそろ通勤時間帯になり始めていましたので、住人たちが駅に向かって歩き始めています。しかし、皆その女性とすれ違いますが、特に気にも止めることもなく、足早にすれちがって行きます。
私はその女性の後ろ姿をしばらく見ていましたが、意を決してUターンしてその女性に向かって歩きました。女性はゆっくり歩いていたのですぐに追いつきました。
「おはようございます」
私は自分が出来る精一杯の柔らかい空気で、笑顔でその女性に挨拶しました。
「おはようございます」
その女性もこちらを見て挨拶をしてくれます。
「お散歩ですか?」
「はい。そうです。」
「どちらからいらっしゃいました?」
「〇〇町です」
その町はここから4駅ほど離れた私の足でも1時間以上かかる離れた町でした。私はその地名を聞いてすぐにスマホを取り出し110番をかけました。
「はい。110番です。事故ですか?事件ですか?」
「事故か事件かわかりませんが、今高齢の女性が徘徊しているようなのでそれで通報しました。」
「そうですか。年齢はいくつぐらいでしょうか。」
「多分80歳前後でしょうか。パジャマを来て歩いています。」
「その女性の名前わかりますか?」
私はスマホを耳から話してその女性に尋ねました。
「おばあちゃん。お名前は何といいますか?」
「〇〇田〇〇です。」とはっきり答えてくれます。
「〇〇田〇〇さんだそうです。」
「〇〇田〇〇さんですね。では今いる場所を教えてください。」
「〇〇通り◯丁目です。」電信柱に書いてあった地名を伝えます。
「近くに目印になる建物はありますか?」
「ここは住宅街なので大きい建物はないのですが、近くに〇〇というバス停があります。」
「〇〇のバス停ですね。わかりました。今すぐに警察官を向かわせます。」
丁度そのバス停には腰をかけるベンチがありました。
「おばあちゃん。ちょっと疲れたからこちらで一休みしましょう。」
「はい。わかりました。失礼します。」
そういってその女性は私の隣にちょこんと座ってくれました。
警察官が来るまで時間を稼がなければならないので、お天気の話題などその女性とします。
その話題の中で、その女性のご主人の話になりました。
非常に仲の良かったご夫婦のようで、ご主人に先立たれて非常に寂しいと言っていました。
息子さんか娘さんはいるのかと訊くと、急に押し黙ってしまいました。きっと何か話したくない事情があるのでしょうか。
そうこうしていると、自転車に乗ったお巡りさんが到着しました。
一連の流れを話をしたあと、お巡りさんは私の氏名住所などを訊きました。なるほど。まず女性の情報を訊くより、通報者の私の情報を聞き取るのか。やはりいろいろなケースが想定されたプロのノウハウがあるのでしょう。
私の情報を聞き取ったあと、お巡りさんは、その女性に、氏名、住所、生年月日などを尋ねます。そしてその女性はきちんと答えていました。
その会話を聞いて、私は認知症が進み始めていた私の母のことを思い出していました。そうなんです。認知症といっても最近の記憶が忘れていくのであって、昔から変わらないことはきちんと覚えているのです。
一通り女性から情報を訊いたあと、お巡りさんは私に言います。
「丸山さん、あとは警察が対応しますから、もう大丈夫です。何か用事があったんでしょ?」
もう任せて私が離れても大丈夫なようです。
「おばあちゃん。それじゃ私は用事があるので、ここで別れますけど。じゃあね。またね。」
私がそういうと、その女性もベンチから立ち上がって挨拶をしてくれます。でも顔は少し心配そうです。
私は「大丈夫」とおばあちゃんに心の中で声をかけました。
こう書いていながらも私はあの風景を思い出します。
狭いバス通りを少しフラフラしながら歩いていく女性と、無関心にすれ違っていく何人もの人たち。
そんな風景の一コマ。というお話でした。
おまけ
以前ご紹介した福井の山間(中山地区と服間地区)で作られている御米についてです。
この山間の田んぼの御米は、無農薬ではありませんが、最低限の農薬でタニシやオタマジャクシやホタルが棲んでいる田んぼの御米です。
本年令和5年のコシヒカリについて、こちらの山間の御米は(コシヒカリ環一号等の)放射線育成米ではない。従来種のコシヒカリであるという情報を頂きました。情報をくださった方どうもありがとうございました。
おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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こんなに何もしないで家にいたことなくてボーとしていますが、いつもの慌ただしい支度とリズムにうごかされていたことが普通だったのでこれではいけないと焦ってました。今日のブログみて、まぁいいのかって思いました。笑
→ 左脳のおしゃべりが止まっている「ぼおっとしている時間」は私達が思う以上に大切な気がいたします。コメントありがとうございます。
==========
薫兄者さん
・・・
私は「東北ナショナリスト」なので(笑)、例えば戊辰戦争における新政府側の理不尽な行いを声高に批判していたし、会津戦争における非道な行為に悲憤を叫んでいましたよ。
でも今ではもうちょっと冷静に見てるかな?という感じ。ある意味「そういう」時代だったのだから、仕方がない面はある。
ただね、行った行為自体は是々非々で捉えるべきだろう、とは思っています。西郷隆盛を維新の英雄として祭り上げるつもりはサラサラない。彼が行った非道な行為は、それはそれとしてしっかりと認識するべきだし、一方で会津藩主・松平容保公を悲劇の宰相として祭り上げるつもりも、これまたない。昔はあったかもしれないけどね(笑)。
結局なにが良いことでなにが悪いことかなんて、わからない。そんななかで、自分が正しいと思ったことを行っていくしかないんだよね。その過程で間違いに気が付くこともあるし、そうやってあっちこっち打つかって、すっころんで、ケガをして、そうやって歩いていくしか
ないんだな。
時代とかなんだとか、そういうのは私にはよくわからん。ただ、人は変わっていく。
良くも悪くも。
→ コメントありがとうございます。m(_ _)M
==========
いつもありがとうございますさん
・・・
旦那さんが、ぼーっとしている姿をよく見かけます。私はまるぞうさんの記事を読んでいる時などに、TVはずっとついているのに、読んでいる間は、TVの音が消えていたように、感じます。今日は草刈り暑かった!昼御飯は畑からゴーヤ、ししとう、なすをとってきて、味噌炒めです。頂いた手作り味噌美味しいです。うちの味噌も出来てきましたよ。
→ 美味しそうです。ご馳走様です!
==========
アドラーの課題の分離や境界線を引いて相手の責任を引き受けないって考え方に近いんでしょうか?
自分が何をしてきたか、していくかを大事にして、相手の言動に過度にとらわれないようになりたいものです。
→ 私の中ではこんな感じの登山道です。
0合目:相手の言葉に傷つけられる。腹が立つ。
1合目:相手の言葉では本当に自分(セルフ2や3の高次の自分)は傷つかないことを知る。
2合目:相手の悪意の批判の中にも、自分にとっての小さな警告(自分が聞きたくなかった警告)が含まれていたことを知る。
3合目:自分は自分。相手は相手。それぞれ一番恐ろしいのは自分の良心であることを知る。
という登山道です。
==========
やられたら、やり返す、という時代は終わったという事ですね。我が国が他国にした事でいけない事は、きちんと謝らなければならない、もちろんそう思います。でも、慰安婦問題の事があるので、かの国絡みの問題には慎重になる、というのが私も本音です。相手国に問題がある、というより、それを取り上げて騒ぐ我が国内部の人達が一番問題だと思います。混乱の中で被害に遭われた方がいるのなら国籍に関わらずご冥福をお祈りします。逆の立場を想像するとわかります。狂気の沙汰です、どんなに恐ろしかったでしょうか。自分が普段から嫌な感情を持っている相手に対しても、非常事態が起きてもきちんと冷静に見ることができるように気をつけようと思います。でも、私がこの中にいた時に、暴徒化した人を止められるかというと自身がありません。普段から国民としての正しい道徳観を養っていくというのは、地道で難しい事だけど、とても尊い事だと思います
→ 日本と日本に住んでいた方への想いありがとうございます。
これからの日本にとって、日本という屋敷の中のゴミ掃除だと思います。
近隣にゴミ屋敷があったとして、そこの住人が自分のうちのゴミを棚にあげて「おたく汚いから片付けてください」と言われたとして。日本のために大切なことはやはり小さなゴミでも私達の屋敷にあるゴミは片付ける(無念の想いの昇華)だと思います。
もう他人の家のゴミは関係ない。自分の家の中にあるゴミ。たとえそれが小さなゴミでもきちんと片付ける(昇華する)が、日本の未来にとってとても重要な要因になっている。そんな時代に突入し始めた。そんな近未来の小説です。
コメントありがとうございます。
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こんなに何もしないで家にいたことなくてボーとしていますが、いつもの慌ただしい支度とリズムにうごかされていたことが普通だったのでこれではいけないと焦ってました。今日のブログみて、まぁいいのかって思いました。笑
→ 左脳のおしゃべりが止まっている「ぼおっとしている時間」は私達が思う以上に大切な気がいたします。コメントありがとうございます。
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薫兄者さん
・・・
私は「東北ナショナリスト」なので(笑)、例えば戊辰戦争における新政府側の理不尽な行いを声高に批判していたし、会津戦争における非道な行為に悲憤を叫んでいましたよ。
でも今ではもうちょっと冷静に見てるかな?という感じ。ある意味「そういう」時代だったのだから、仕方がない面はある。
ただね、行った行為自体は是々非々で捉えるべきだろう、とは思っています。西郷隆盛を維新の英雄として祭り上げるつもりはサラサラない。彼が行った非道な行為は、それはそれとしてしっかりと認識するべきだし、一方で会津藩主・松平容保公を悲劇の宰相として祭り上げるつもりも、これまたない。昔はあったかもしれないけどね(笑)。
結局なにが良いことでなにが悪いことかなんて、わからない。そんななかで、自分が正しいと思ったことを行っていくしかないんだよね。その過程で間違いに気が付くこともあるし、そうやってあっちこっち打つかって、すっころんで、ケガをして、そうやって歩いていくしか
ないんだな。
時代とかなんだとか、そういうのは私にはよくわからん。ただ、人は変わっていく。
良くも悪くも。
→ コメントありがとうございます。m(_ _)M
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いつもありがとうございますさん
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旦那さんが、ぼーっとしている姿をよく見かけます。私はまるぞうさんの記事を読んでいる時などに、TVはずっとついているのに、読んでいる間は、TVの音が消えていたように、感じます。今日は草刈り暑かった!昼御飯は畑からゴーヤ、ししとう、なすをとってきて、味噌炒めです。頂いた手作り味噌美味しいです。うちの味噌も出来てきましたよ。
→ 美味しそうです。ご馳走様です!
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アドラーの課題の分離や境界線を引いて相手の責任を引き受けないって考え方に近いんでしょうか?
自分が何をしてきたか、していくかを大事にして、相手の言動に過度にとらわれないようになりたいものです。
→ 私の中ではこんな感じの登山道です。
0合目:相手の言葉に傷つけられる。腹が立つ。
1合目:相手の言葉では本当に自分(セルフ2や3の高次の自分)は傷つかないことを知る。
2合目:相手の悪意の批判の中にも、自分にとっての小さな警告(自分が聞きたくなかった警告)が含まれていたことを知る。
3合目:自分は自分。相手は相手。それぞれ一番恐ろしいのは自分の良心であることを知る。
という登山道です。
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やられたら、やり返す、という時代は終わったという事ですね。我が国が他国にした事でいけない事は、きちんと謝らなければならない、もちろんそう思います。でも、慰安婦問題の事があるので、かの国絡みの問題には慎重になる、というのが私も本音です。相手国に問題がある、というより、それを取り上げて騒ぐ我が国内部の人達が一番問題だと思います。混乱の中で被害に遭われた方がいるのなら国籍に関わらずご冥福をお祈りします。逆の立場を想像するとわかります。狂気の沙汰です、どんなに恐ろしかったでしょうか。自分が普段から嫌な感情を持っている相手に対しても、非常事態が起きてもきちんと冷静に見ることができるように気をつけようと思います。でも、私がこの中にいた時に、暴徒化した人を止められるかというと自身がありません。普段から国民としての正しい道徳観を養っていくというのは、地道で難しい事だけど、とても尊い事だと思います
→ 日本と日本に住んでいた方への想いありがとうございます。
これからの日本にとって、日本という屋敷の中のゴミ掃除だと思います。
近隣にゴミ屋敷があったとして、そこの住人が自分のうちのゴミを棚にあげて「おたく汚いから片付けてください」と言われたとして。日本のために大切なことはやはり小さなゴミでも私達の屋敷にあるゴミは片付ける(無念の想いの昇華)だと思います。
もう他人の家のゴミは関係ない。自分の家の中にあるゴミ。たとえそれが小さなゴミでもきちんと片付ける(昇華する)が、日本の未来にとってとても重要な要因になっている。そんな時代に突入し始めた。そんな近未来の小説です。
コメントありがとうございます。
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まる(=・3・=)ぞうのネタ帳。
今後記事にするかもしれないししないかもしれない。気になる情報は、とりあえずここに放り込んであります。
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