まるぞう備忘録

無題のドキュメント

ミジンコ登山のお話。

2023-09-05 09:54:28 | 今日のひとり言

防災カレンダー

千葉県北西部


東京都杉並区





誰もが登山者。

 パワハラ上司など執拗に攻撃して来る人に遭遇する時期の方もいらっしゃることでしょう。
 でも見方を変えるとそれは貴重な登山の体験。と言えます。



0合目
自分を攻撃する相手との遭遇。

 攻撃者と遭遇です。その人は言葉で態度で私を攻撃してきます。
 どうして私ばかり攻撃されるんだろう。
 そのように悩んだり苦しむ時期だとそれはこの登山の0合目であることがわかります。



1合目
本当の自分は傷つかないことを知る。

 攻撃者の手口は決まっております。それは罪悪感を利用するということです。
 一昔前の日本だと「非国民」という言葉は相手の罪悪感を掻き立てるのに効果的でした。あと「売国奴」とかね。
 今だとポリコレに関する言葉が力を持っていますね。人に罪悪感を与える言葉は、その社会の変遷によってブームがあることがわかります。

 あと「非常識」という言葉も便利です。
 常識が非常識かの判断は攻撃者が自由裁量ですから。頭が悪い攻撃者ほど「それって非常識でしょ」というフレーズを使いたがる。そんな傾向があるかもしれません。どんなシチュエーションでも相手の罪悪感を掻き立てるのに効果的な便利な言葉だからね。

 その攻撃者がどんな罪悪感を掻き立てる言葉を多用するか。それを観察していくと相手のことがわかります。
 つまりその罪悪感は、その攻撃者本人がずっと言われてきたこと。自分が心の中で罪悪感を感じているコンプレックスがある。という言葉であることが多いです。

 でありますから、相手が多用する罪悪感言葉を観察していくことで、その人が自分自身にどういうコンプレックス(罪悪感の刷り込み)があるかわかります。



 また攻撃者は私の心の地雷を嗅ぎ分けるのが得意です。
 どんな話題の何をどう言えば、私の心がグサリと傷つくのか。本当に素早く効果的に私の弱点地雷を見つけ出します。そしてその私の心の地雷を刺激することを楽しむかのようです。

 ということは私は私自身を知るということも可能だということです。
 もし攻撃者が私に対する言葉、私が憤慨し傷つく言葉を「憤慨日記」に箇条書きに書き留めていくと、そして見返してみると、そこに私が気が付かなかった私の「心の地雷」に気づくことも出来るでしょう。

 なるほど。私は無意識でありましたが、私の心にはこういう弱点(地雷)がありました。ここを刺激されると、憤慨するか、心を閉ざして逃げるか。そういう反応をする自分。鏡に映った自分を知ることが出来ます。
 私の無自覚な催眠術から解ける(ほどける)最も必要な通過点。これが1合目であります。



2合目
悪意の中の警告を見つけ出す。

 自分が直さなきゃいけない欠点を指摘されるのは不愉快なものです。
 自分が尊敬できる相手から、非常に気をつかった言い方をされた場合なら、まだ半分位は受け入れられるかもしれません。それでも残りの半分は「だってこちらにも事情はあるんです」と反論したくなります。
 ましてや自分を攻撃してくる相手の悪意と敵意の言葉の中にある、自分が認めなければならない欠点を聞き入れるのは非常に難しいです。
 でもここが2合目の踏ん張りどころであります。


 相手は自分のことは棚においてこちらを責めてくることでありましょう。
 もしそれを認めたなら、やった。やったぞ。マウントとったぞ。と更に増長することでありましょう。

 でもやはりそれでも
・自分に非があった部分をそれを認めること。
・自分に改めるべき態度があったらそれを改めること。



 私の人生経験論では「小さな警告」とは、実は自分に悪意敵意を持った人の言葉の中に、本当は自分が改めるべき警告が含まれていることが多い。非常に多い。

 だから「売り言葉に買い言葉」ではなく「あんただって自分のことは棚に上げてさ」ではなく、その悪意敵意の言葉の中にある「自分の非」と「改めるべき点」を発見できるかどうか。であります。

 それが出来た時点で2合目到着。というシルシであります。



 これは個人対個人の関係のお話でありますが、国対国の関係でも同様です。
 私たちは自分の国を守るミジンコの一票を持っている。とも言えます。



3合目
受け取らなかった荷物は差出人に戻る。

 これは自分と相手の良心の働きによるものです。
 もし自分の中に、一点の曇もなく良心に恥じることがなければ、攻撃者が私にしたことは、私が受け取らなければ(0合目の自分のように思い悩むのではない状態)、相手に還ります。

 もし相手の生命力が強ければ、負の因子が蓄積しても当面は何の変化もないように見えますが、満ちた潮は必ず引く。引いた潮は必ず満ちる。その潮目のタイミングで、それは起きるでしょうが、それはもう私には関係のないことです。

 この3合目は良心の働きによるものですから、自分の中に一点の曇もない状態にしておくことが大切です。
 (本当は私にも非があったけどさ)とか(本当は私にも改めるべきところはあったけどさ)という曇が少しでも残っていたら、まだ2合目がクリアできていないということです。

 攻撃者が自分のことは棚にあげていても、それは私の問題じゃなくて攻撃者自身の(自分で自業自得の因子を作っている)問題なので、私には関係ありません。
 たとえ相手がマウントとって勝ち誇ろうが、私は私の良心に一点の曇がないように登ります。自分に非があれば認めて謝罪する。改めるべきことがあれば態度を改めます。
 公明正大さに一点の曇がない登山者が3合目に進みます。



 相手の言葉や態度のうち、私が認めるべきところは抽出しました。相手の敵意ある言葉や態度の大部分は受け取りませんでした。
 では、それらは相手に還って相手は自業自得の目に遭うのだろう。どんな酷い目に遭うだろうか。と期待しているうちはまだ3合目はクリアできません。

 相手がどのような結末となるかは、もう私の知らないところで起きます。自業自得はもう閻魔大王(人それぞれの良心)の管轄なので、私はもう期待もしないし干渉もしません。
という心境で3合目がクリアになりました。



4合目
全てに意味がある。

 実は攻撃者と思っていた相手が、自分にとって本当に必要なことだった。なるほどそういう理由で起きていたのか。一番苦しい坂道が一番有益な路だったのか。

 4合目という高みに辿り着いて、来た道を振り返ると、自分が苦労して登ってきた登山道全てに意味があったのか。ということが改めて腑に落ちます。

 憎んだ攻撃者も今では感謝すべき相手だったということがわかります。という心境が4合目です。



 きっとその先もまだもうしばらく登山は続きそうです。でもその景色が観たかった。



 3合目4合目の景色を体験できる日本人が増えるほど、日本に起きるこれからの未来が変わっていく。そんな近未来小説がありそうです。
 一人ひとりの私がミジンコの一票を持っております。

 自分が苦しい時は、日本が苦しい時と「相似象」。一人ひとりのミジンコ登山。
 特等席の登山道。本当に幸運でした。ありがとうございます。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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私はBARTHさんとは違って、現代は資本主義も成熟してきて、本当に素晴らしい世の中に近づいてきたなと思いながら、生きています。
もちろん、まだまだ完全ではないので、修正していきながら発展していくでしょう。
人は自分が見たいように世の中を見ています。縄文時代には縄文時代の良さが、令和には令和の良さがあり、「ないものねだり」にならないように私は生きたいと思います。

→ はい。私も素晴らしい世の中が近づいて来ているなと思っております。コメントありがとうございます。

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まるぞうさん
うれしいニュースです。
認知症の原因物質をハブの毒が分解するそうです。
その研究発表が8月31日に有りました。
東北大と東大の研究チームです。
素晴らしいですね〜
嬉しくてたまりません。
早く治療薬になると良いですね。
私も数年前ですが、
環七で認知症のおばあちゃんとすれ違いました。
どうしていいのかわからない様で、
相当な距離を歩いて来た様子。
自転車を降りて話をしていると、
異を察したタクシーが停まってくれて、
近くの交番まで連れて行って下さいました。
本当にに助かりました。
親切な運転手さんに感謝です。
あの時のおばあちゃんにも
ハブの毒のお薬が出来たら、1番に飲ませてあげたいです。

→ コメントありがとうございます。おばあちゃんに話しかけてくださってありがとうございます。良い薬が出るのも時間の問題。楽しみです。

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その後スマホを使うと体調が悪いのです。胸の苦しさや頭の中に熱をもつ感じ、時間をおいて体がビリビリして痛むのです。

→ 参考までにそのスマホのメーカーと機種番号。
同機種といわれているご家族のスマホのメーカーと機種番号。
教えていただけますでしょうか?よろしくお願いいたします。

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ささん
・・・
もう、何年前でしょうか。
認知症かな?と思い、受診、認知症と診断をして頂き、少しは一人で生活(毎日、仕事帰りに寄ったり、食事を持って行ったり、いろいろしていました)出来ていました。
ある日、朝、仕事前に車で母を病院まで送り、いつものように歩いて帰ってね、と伝えて、私は仕事へ。
雨が降り始めた午後14時頃、携帯に着信有り。ヘルパーさんが午後に母宅に行く予定があったのですが、留守だとのこと。
当時、私は仕事のことでなかなか休めない状況で、夜19時までは帰れず、何とか休憩中にヘルパーさん、警察に連絡、一緒に探しました。私は職場に戻らなければならず、警察にお任せしました。17:30頃に病院からわりと近い場所でずぶ濡れで発見、自宅へ搬送され無事でした。仕事を終えて、母に会い、涙が止まりませんでした。それから、どうにか、入所できる施設を見つけようと必死でした。
認知症、いつか解明されるといいです。
自分もそうならないか、今から心配です。。。

→ 認知症になっても周囲に感謝が出来る人。そういう人になりたいです。大丈夫。

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ほんとうに・・・神戸大震災の時は大阪南部ですが、ベットから振り落とされもう死ぬなぁって思いました。揺れが収まり1階に寝ていた母親とテレビをつけてみていましたが、この揺れがおさまってほっとしていた、私たちより、そこからのとんでもない出来事がはじまったのです。いまでもテレビから流れるしんぱいないとばかり言う情報が忘れられない思いです。それで安堵していた大阪南部でした。

→ 実体験のお話ありがとうございます。

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バスに乗って来られたおばあちゃんの話のコメが削除されてましたが、

→ 申し訳ありません。他の非掲載希望のコメントの処理でのこちらの作業ミスだと思います。こちらで再投稿しました。お知らせくださってありがとうございます。

本当に良いお話でした。投稿くださってありがとうございます。

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