内匠の景・椿ヶ原湿原

名勝耶馬溪66景の50

　■内匠の景（たくみのけい）

2009.10.12

　麗谷（うつくしだに）の上流の高原台地に一際目立つ屏風岩と二つの内匠の池がある一帯の景をいいます。広々とした高原の自然歩道は野草の観察道にもなっていて周辺には季節の花が咲き誇ります。

　屏風岩

　九州自然歩道を２０分ほど登り、上から見た内匠の景。向こうに屏風岩が見えます。

　玖珠町内匠　2010.11.14

2013.4.19

■椿ケ原湿原

　九州自然歩道の内匠の池から少し奥に入った所に「椿ヶ原」と呼ばれる湿原があります。名前は知ってましたが「椿の名所かな？」ぐらいに思ってました。行ってみれば湿原でした。

　湿原にはまだ若々しいサワオグルマが点々と咲いていました。ざっと数えても４０～５０株はありそうです。花の時期には結構見ごたえがあるのではないかと思いました。

2011.5.4

2011.5.22

椿ヶ原湿原。2014.5.10

　前年は猛暑で、一昨年は豪雨の土砂が湿地に流れ込んで全滅・・やや少ない

ながら今年はまずまずきれいに咲いていました。

椿ヶ原湿原に咲く野草。2017.9.1


豪雨の年に土砂が湿原に入りサワオグルマは潰滅。サギソウは大丈夫でした。ほかには春夏にキンラン・フナバラソウ・サワギキョウ・ミズトンボ等咲いています。

2020.5.11

久しぶりの椿原でしたがサワオグルマが５、６本咲いているばかりでした。

耶馬溪・一目八景

一目八景展望台。2021.11.13

紅葉は終盤。

土曜日とあってか大勢の人がつめかけていました。

耶馬溪一目八景のひさしモミジ。

2019.11.17

何と人の多いこと。


色づきは平年並みのようです。


一目八景展望台


渋滞がすごいのでこの年はほチラ見で通りすぎただけ。
2014.11.19




2013.11.12

2010.11.14

2009.11.8

耶馬溪・錦谷

華じ花。紅葉はほぼ終了していました。2021.11.13

耶馬溪錦谷｢華じ花」。紅葉は終盤でやや色あせてきていました。

2019.11.17

これは綺麗な紅葉の時。温泉はぬるめの炭酸泉です。

2014.11:19

｢華じ花」から｢宇戸の庄」の間の渓谷美は耶馬溪一番ですが道の狭いのが難点。2021.11.13

2019.11.17

2014.11.19

高野堂の景・東椎屋の滝の景

名勝耶馬溪66景の62

■高野堂の景

　　
　

参道の仁王像

2009.11.15

名勝耶馬溪66景の66

■東椎屋の滝の景

　　

　　　
2009.11.15

■｢名勝耶馬渓」とは、第４紀更新世前期〜中期に形成された溶岩層などが、河川により浸食されて形成された奇岩、秀峰、滝などの特異な自然景観です。古くから頼山陽などの文人に愛でられ、水墨画や漢詩の題材として好まれました。指定範囲は中津市・宇佐市・日田市・玖珠町の広範囲に及んでおり、宇佐市には「高野堂の景」・「仙岩山の景」・「竜泉寺の滝の景」・「仙ノ岩の景」・「東椎屋の滝の景」・「西椎屋の滝の景」・「地蔵峠の景」の７カ所が指定されています。

仙岩山の景

名勝耶馬溪66景の63

　　■仙岩山の景

県道円座中津線からの仙岩山。

　奇岩・奇峰の独特な風景をなすこの一帯は、高野堂とともに麻生耶馬と呼ばれ、国指定名勝耶馬渓に含まれています。

　鹿嵐登山口から宇佐方面に向かうと数分で展望台入口に着きます。ロープ伝いに降りる場所もある岩陵を２００㍍ほど歩くと断崖絶壁の展望台に着き、そこから見えるお堂が宝陀寺奥の堂です。

宝陀寺奥の堂
2009.11.15