おじさんとおばさんのつぶやき出張所

2002年から「おじさんとおばさんのつぶやき」というHPで書いていた記事をこちらのブログで書いていきます。

落下物から身を守るには

2017年04月15日 18時42分53秒 | つぶやき
2017年4月15日

40年以上前、おじさんが高校のころの体育祭の話です。

体育祭では各組(色)ごと応援アーチを造っていました。合板を何枚も並べて絵を描いたパネルを土台に取り付けたものです。

今はそのような土台はパイプを使っているでしょうね。建設現場の足場を造っているパイプです。パイプを組んだり、解体する場面をよく見かけると思います。パイプを差し込むだけで組んでいけます。

今でも使うことがあるようですが、昔は丸太を番線で締めて足場を造っていました。番線とは焼きなました鉄線のことで、ピアノ線などと違って曲げやすいものです。それをシノという道具で締め付けます。

番線を締めすぎると切れてしまいます。番線を締めた経験は少ないのですが、締めすぎた経験は何度もあります。番線を切るための道具に番線カッターがあります。少し違いますがペンチの大きいようなものです。

応援アーチの製作は3年生が担当します。おじさんが3年生のときのアーチがどんなだったかは全く覚えていません。土台を組む作業をしていたことは覚えています。

ある程度丸太が組み上がった段階でした。おじさんは2m位の高さの段に乗って何かの作業をしていました。頭の上の方の段でも同級生が作業しています。

その時におじさんの右の肘に何かが当たって、下の方で騒ぎが起こりました。番線カッターを丸太に引っかけていたのが落ちたのだと聞きました。

下の方の騒ぎはおじさんに当たったことを心配してではなく、おじさんの下にいた同級生に対してでした。おじさんの肘に当たった番線カッターが、同級生の頭に当たったのです。

同級生は病院に連れて行かれましたが、心配するほどのことはなかったようです。おじさんの肘に当たったことで直撃を免れたのかもしれません。逆におじさんの肘に当たってコースが変わらなければ当たらずに済んでいたのかもしれません。

大事には至らなかったのですが、一歩間違えば大変なことになっていました。落下物が頭に当たったことで転落ということもありますから。

高いところで作業するときは命綱が必要ですね。命綱があることでバランスを保って転落を防ぐこともできるでしょう。自分の身とは別に道具を落とさない工夫も必要でしょう。

最悪、転落した場合や何かを落とした場合にはヘルメットが大事です。この例のように落下物が当たった場合でもヘルメットが衝撃を和らげてくれます。



事故はちょっとした隙に起こると思って、念には念を入れた準備をしなくてはいけませんね。


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