2024年12月23日
次の6県の共通点は何でしょうか。
福井・滋賀・三重・和歌山・島根・高知
Jリーグチームのない県です。四国には愛媛県(2)、香川県、徳島県に全部で4チームがあるので、ないのは高知県だけです。
おじさんたちはJ2の徳島ヴォルティスを応援していて、いつもダゾーンで観戦しています。応援し始めて3年目にJ1に昇格しましたが1年で降格。J1復帰を目指して3年目となる今年は開幕戦で大敗し、そのまま4連敗。やっと1勝したかと思うと、今度は2回の引き分けを挟んでまた4連敗。
このままの状態では昇格どころか、J3への降格を覚悟しなければならない状態。テレビでの観戦もつらい状態でした。
Jリーグのことはよく知られていると思いますが、それ以外にもサッカーのリーグがあって、高知県にも「高知ユナイテッドSC」というチームがあります。Jリーグはプロですが、こちらはアマチュアのリーグです。そこにも階級があり、高知Uは5年前にJFLに昇格してJリーグを目指しています。
高知UのこともJFLのこともおじさんは知らなかったのですがおばさんが関心を持っていて、コロナ禍の前に一度観戦に行きました。陸上競技場の奥にある練習場のような球場で、観客席も少なく寂しい印象でした。
その高知ユナイテッドSCが昨年、Jリーグのリーグ戦とは別にアマチュアも含めたトーナメントで争われる天皇杯で旋風を巻き起こしました。何と2回戦であのガンバ大阪に勝ったのです。2014年には3冠も果たしたチームです。さらに3回戦でも横浜FCに勝利し2戦連続のジャイアントキリングと話題になりました。どちらも高知ユナイテッドSCよりも3階級上、Jリーグの一番上の階級であるJ1のチームです。
4回戦ではJ1で2度も連覇を果たしている川崎フロンターレとの対戦です。惜しくも敗れましたが、大健闘でした。
徳島ヴォルティスが最下位に低迷しているときに、高知ユナイテッドSCは開幕から7連勝と絶好調です。第8節に敗れて連勝は止まりましたが、第9節のレイラック滋賀とのホーム戦の観戦に行きました。
どちらも無得点でこのまま引分けかと思ったら、アディショナルタイムに失点をして2連敗。そのときはせっかく応援に行ったのに負けて残念くらいの思いでした。
でもその後は好調を維持し、夏期中断前の7月までは14勝2敗1分けで、2位に勝ち点10の差を付けての独走状態です。試合に勝つと勝ち点3、引分けで勝ち点1が加算されます。もし高知ユナイテッドSCが3連敗すると勝ち点は増えません。その間に2位のチームが3勝すると勝ち点は9増えます。それでもまだ勝ち点差は1で、首位は変わりません。
このまま行けば優勝は間違いなし。来季J3に参入するための関門はホーム戦で3万人以上の観客を動員することだけだと誰もが思ったはずです。
7月末までの動員数はホーム9試合合計9,930人、残り6試合で2万人以上が必要です。かなり厳しい数字です。
中断後に再開する8月31日のホーム戦では1万人の動員を目指して花火大会などのイベントも計画され、高知市中心部の商店街には応援の横断幕も掲げられました。ところが台風10号の接近で翌日に延期。
翌日も雨模様。花火大会も中止となったので1万人達成は無理かと思いました。しかし蓋を開けてみると11,085人が入場。県民の応援も盛り上がり始め3万人突破の希望が見えてきました。
さあ、ホームでの観客動員3万人の壁を乗り越えて、J3参入を果たせるか。
この続きは次回の次の次の予定です。
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