2022年4月1日
2018年に建て替えが始まった高知警察署建築現場から足場が撤去され、外観が現れている。新年度からの開署かと思った人も多かったようだが、4月1日時点ではコーンバーで仕切られて、玄関にも近寄れない状態である。
その高知署では新築記念イベントとして開署前にある体験会が計画されている。まだ公表はされていないが、どこかから聞きつけた人達の間で噂が広がっているようだ。高知署によると3月中頃から問い合わせの電話がかかり始め、昨日はとうとう50件を超えたとのことだ。
そのイベントについて取材をすると、被疑者となって実際の刑事から取り調べを受けるというものである。刑事ドラマなどで出てくる、あの取り調べである。
単なる取り調べについての紹介ではなく、具体的な事件を想定し、本格的な取り調べを行う計画だと言うことだ。取り調べの時間も数時間を計画し、昼食にはカツ丼の提供が予定されているという。
この体験は取り調べだけではなく留置場での宿泊もセットになっていて、一泊二日での参加となる。
募集要項は開催日の1週間前に新聞紙上に掲載となっている。インターネットその他での情報発信は行われない。SNS等のインターネット上の不確かな情報を鵜呑みにして誹謗中傷に繋がるなどの問題への警鐘の目的も含めての方法だとのことだ。
<4月1日、少し謎めいた記事をお届けした。日刊エイプリル>
今朝、警察署の前を通っていて思いついたことですが、真面目に考えてもいいように思えてきました。
行き過ぎた取り調べでの冤罪を防ぐための取り調べの可視化が言われています。自分には取り調べなど無縁だと思うかもしれませんが、都会に住む友人は「いつ痴漢の容疑者にされるか分からない」そのために「電車に乗るときは両腕でつり革を持っている」と言っていました。もし満員電車で腕を上に上げる動作で痴漢と間違われたらと思うと本当に怖いですね。
逆に裁判員に選ばれて取り調べの内容を元に判断をしなければいけないことも考えられます。
そのようなことも含めて取り調べとはどのようなものか、可視化への取り組みは、などについて考えることが必要と思いました。
先の体験イベントでは、弁護士が刑事役になって取り調べを行い、刑事は離れた席か別室で様子を見る。弁護士は、わざと行き過ぎや人権を無視したような取り調べも行う。刑事は「そのような取り調べはしない」等の反論は、そのときはしない。
取り調べ後に被疑者・弁護士・同席の刑事の3者で取り調べの行われ方について協議をし、それら全ての内容を誰でも閲覧できるように公開する。
このような取り組みが、録音・録画だけではない可視化に繋がるのではないかと思いましたが、どうでしょうか。
「おじさんとおばさんのつぶやき」
「つぶやき」の目次
「家を建てるなら」の目次
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます